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日本、決勝へ進むも2位で終える。SailGPデンマーク大会

 8月21日、SailGPデンマーク大会最終日は、5ノット前後のフォイリングも難しい弱い風でおこなわれました。日本は第4、第5レースで連続1位を決めて、上位3艇による決勝へ進出。決勝はオーストラリアが制し、英プリマス大会に続いて優勝を勝ち取りました。また、日本は第4戦までのシリーズ成績をあげて総合3位へあげました。(BHM編集部)

ネイサン・アウタリッジ
「なんとなく不完全燃焼でスコア的にも満足できなかった昨日から考えると、今日はチームにとって素晴らしい1日だったと思います。最初の2レースを勝利したことで決勝進出を決めることができました。決勝はベストではなかったですが、ゲートでGBRにペナルティーが課せられおかげもあって、2位を確保できました。決勝トップ3に残ることはとても難しいので2位で大会を終えたことは素晴らしいと思います」

森嶋ティモシー
「今日はターラント大会以来3人でのセーリングで大変でしたけど、全力で頑張りました。大会を2位で終えてホントに嬉しいです。これで総合でもトップ3に入ったと思いますが、まだまだこれからなので、さらに気を引き締めて頑張りたいと思います」

笠谷勇希
「全体2位はベストではないですが、累計の順位を上げるという意味で良い結果だと思います。練習では20ノットを超える強風でしたが、今日は3人でセーリングするほど軽風でした。軽風はターラントで十分にトレーニングしていたので、なんとか決勝に進出できました。次のフランス・サントロペ大会まで3週間と短いので、まずはしっかり休んで次に向けて準備に励みます」

イギリス・プリマス大会に続いて優勝を飾ったオーストラリア。ヘルムスマンはトム・スリングスビー。ウイングトリマーはカイル・ラングフォード、フライトコントローラーはジェイソン・ウォーターハウスが担当しています
日本はスタートで風をつかめず後位置からのスタートに。全レースを通じてスタートで前に出ることができず。スタートは次回フランス大会までの課題となりました
弱いパフをつかんで大逆転でトップに立つ日本。SailGP2日目は、風を探すことが最優先される内容となりました
オーフスの岸壁から大観衆が応援しています。こうしたシーンは、コロナで大会延期が続き今の日本ではみられない光景です
決勝戦でペナルティを受けて後退したGBR。ベン・エインズリーはジュリーによるペナルティを納得せず拒否していたところ、二度目のペナルティを受けてしまいました
微風コンディションはヨットレースとして、どうしても不平等な場面が出てしまいます。テレビ放映などの時間的制限のあるなかで、興行を目的としたショーレースのむずかしさを感じさせられる内容でした

ロックウール・デンマーク・セールグランプリ・SailGPオーフス大会成績
1 オーストラリア
2 日本
3 イギリス
4 アメリカ
5 ニュージーランド
6 デンマーク
7 スペイン
8 フランス

SailGPシーズン2総合成績(第4戦終了時)
1 オーストラリア 32p
2 イギリス 30p
3 日本 28p
4 米国 26p
5 フランス 24p
6 ニュージーランド 23p
7 スペイン 23p
8 デンマーク 22p

◎SailGP シーズン2スケジュール
1 4月24、25日 バミューダ
2 6月5、6日 ターラント・イタリア
3 7月17、18日 プリマス・イギリス
4 8月20、21日 オーフス・デンマーク
5 9月11、12日 サントロペ・フランス
6 10月9、10日 カディス・スペイン
7 12月17、18日 オーストラリア・シドニー
8 2022年1月29、30日 クライストチャーチ・ニュージーランド
9 2022年3月26、27日 サンフランシスコ・アメリカ

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