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470ワールド、岡田/吉岡が銅メダル獲得。五輪代表選考でリード

 3月3日、スペイン・マヨルカ島で開催された「470世界選手権」最終日は、28ノットを超える強風、波も高くなり、午後1時から予定されたメダルレースはおこなわれず。前日までの結果が最終成績となり、1位スペイン、2位イギリス、3位岡田奎樹/吉岡美帆となりました。(BHM編集部)

最終日は風強くメダルレースを実施できず。前日までの成績から岡田奎樹/吉岡美帆(トヨタ自動車東日本/ベネッセホールディングス)の銅メダルが確定しました

 パリ五輪日本代表選考ポイントは次のとおりです。岡田/吉岡は銅メダル獲得によるマイナス6点のボーナスポイントが与えられます。日本代表第二次(最終)選考は、4月1日からレースがはじまる「プリンセスソフィア杯」となります。

岡田奎樹コメント
「今回は3位以内に入ることを目標にしていて、それに対するプレッシャーはありました。4位ではなく3位になったことでボーナスポイントが入り、選考で優位に立ててうれしい。プリンセスソフィア杯ではメダルレースに残ることを目標にして、代表選考を確実なものにできるように戦いたい」

吉岡美帆コメント
「3位になれてうれしいです。それに選考レースで得点差をつけられたことでちょっと安心しています。この大会で初日が一番緊張しました。それに磯崎艇が走っていてその差を埋められないことに焦りもありました。でも、2大会連続で表彰台に登れたのはすごく自信につながりました」

◎マヨルカ470世界選手権(日本代表第一次選考)終了時 ポイント
岡田奎樹/吉岡美帆(3点マイナス6点)-3点
磯崎哲也/関友里恵 8点
吉田 愛/吉田雄悟 11点
高山大智/盛田冬華 19点
※岡田/吉岡がボーナスポイント(マイナス6点)を獲得したことで、2位の磯崎/関とは11点の得点差で第二次選考/プリンセスソフィア杯を迎えます。岡田はプリンセスソフィア杯で11位以内の成績を取ればパリ五輪代表に内定します。

優勝はスペイン、2位イギリス、3位は日本。スペインは2022年ワールド2位、23年2位、24年1位。パリ五輪の大本命です。岡田/吉岡は23年1位、24年3位。当然メダル候補にあげられています
初日から4日目まで首位を守りましたが、5日目のレースで順位を落とし8位となった磯崎/関
国別対抗(各国上位2チームの合計順位を競う)は1位ドイツ、2位日本(1位と同点)、3位ドイツとなりました
2024マヨルカ470世界選手権 最終日ハイライト映像

◎2024マヨルカ470世界選手権 参加61艇 最終成績
1 ESP Jordi XAMMAR / Nora BRUGMAN
2 GBR Vita HEATHCOTE / Chris GRUBE
3 岡田奎樹/吉岡美帆
4 GER Simon DIESCH / Anna MARKFORT
5 ISR Nitai HASSON / Noa LASRY
6 FRA Camille LECOINTRE / Jeremie MION
7 Anton DAHLBERG / Lovisa KARLSSON
8 磯崎哲也/関友里恵
9 GBR Martin WRIGLEY / Bettine HARRIS
10 AUT Lara VADLAU / Lukas MAEHR
11 吉田 愛/吉田雄悟
19 高山大智/盛田冬華

◎2024パリ五輪種目
開催地:フランス・マルセイユ
大会期間:7月28〜8月9日
種目:
男子1人乗りディンギー/ILCA 7 (41カ国)
女子1人乗りディンギー/ILCA 6 (41カ国)
男女ミックス2人乗りディンギー/470 (19カ国)
男子スキフ/49er (20カ国)
女子スキフ/49erFX (20カ国)
男子カイトボード/フィーミュラカイト (20カ国)
女子カイトボード/フィーミュラカイト (20カ国)
男子ウインドサーフィン/iQFOiL (24カ国)
女子ウインドサーフィン/iQFOiL (24カ国)
男女ミックスマルチハル/ナクラ17 (19カ国)

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