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勝元・石渡が優勝! 浜名湖第50回ホビーキャット16全日本選手権

 10月7、8日、静岡県浜名湖・三ヶ日青年の家で「第50回ホビーキャット16全日本選手権」が開催されました。本大会は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催で、50回となる記念大会に17艇がエントリー。今回は浜名湖フリートが運営を担当し、第45回浜名湖選手権と併催しておこなわれました。(BHM編集部)

浜名湖で4年ぶりに開催されたホビーキャット16全日本選手権。東西のホビー乗り17チームがエントリーしました

 ホビー16とは言わずと知れたカタマラン・ディンギーの代表格です。モノハル(単胴艇)が人気の日本では少ない存在ですが、世界のビーチリゾートで使われている人気カタマランです。

 ぱっと見カラフルなセールに目を奪われますが、非対称ハル(正面からハルを見ると内側がふくらんだカーブになっています)、キックアップラダーなど独自の特長があり、さらにダブルトラピーズで爆走するスピードボートです。

 船の歴史はとても興味深いものです。ホビーキャットは、もともとサーファーたちが考えた波乗り用ディンギーとして誕生しました。その始まりは1960年代のアメリカ西海岸で、この船でサーフィンのように波乗りしてビーチングする(ビーチに乗り上げる)という、とんでもなく激しい遊び方が起源です。

 ホビーキャットシリーズのなかで最も世界に普及するのがホビー16で、日本では銚子、三戸浜(神奈川県三浦市)、葉山、逗子、浜名湖、芦屋、新潟などにフリートがあるほか、猪苗代湖や沖縄でも乗られています。

 「楽しくなければ ホビーじゃない」がクラス協会のスローガンです。全日本選手権はその言葉通り、ほかの種目では見られない、ゆるくアットホームな雰囲気でおこなわれました。

 午後からレースが始まった大会初日は、15ノット前後のブローが入るコンディションで2レース実施。2日目はスタート時刻を早めて湖上へ。2ノット程の微風でスタートしましたが、雨と共に風があがり浜名湖に白波が立ち始めました。

 2日目は3レースおこない、合計5レースの結果、若手筆頭の勝元一也/石渡周平(葉山新港)が2-1-1-1-(3) のスコアで勝利しました。勝元選手は今春までモスで活動。大学時代の同級生だった石渡選手と組んで全日本を目標に練習してきました。

「子供の頃、父親と出場しましたが優勝するのは初めてです。(スピード勝負のモスと違って)頭を使って走る感じが新鮮でした。これからもホビー16でがんばります!」(勝元)

「初めて大会に出場しました。みなさん優しく、飲んで食べ、いい風も吹き、とてもたのしい2日間を過ごせました」(石渡)

 50回という長い歴史を持つホビー16全日本選手権。世界での活動も活発で、世界選手権へ出場する日本選手もいます。カタマラン、ハイスピードボート、そしてアットホームな雰囲気が性に合っているセーラーには打ってつけのクラスといえます。

 日本ホビークラス協会では若いセーラーへ向けた試乗会もおこなっているとのこと。興味のある方はぜひ協会や各フリートへ問い合わせてみよう。

◎第50回ホビーキャット16全日本選手権 参加17艇 5R実施
1 勝元一也/石渡周平(葉山新港) 5p
2 金原大介/金原咲良(浜名湖)9p
3 千田 大/石橋恵里(秋谷)13p
4 中丸剛仁/佐野洋志(葉山/芦屋)18p
5 江尻正道/松本雄二(ESS逗子)20p
6 田中道夫/竹山隆康(銚子/ESS逗子)20p

浜名湖ディンギーレースの基地となる三ヶ日青年の家
ホビー16。左右非対称ハル、キックアップラダー、ダブルトラピーズ、ローテーションマスト。ブームバングはなく、トラベラーを使います。トランポリンがあるので子供が乗るにも楽ちんです
このようにビーチングするのがカタマランディンギーの正しいスタイル。ホビーシリーズには14、16、18 がありますが、ホビー16が圧倒的に人気です
全日本のコースは上下が基本ですが、楽しむホビーセーラーゆえ、ゲートを作ったり、サイドマークを作ったり臨機応変におこないます。本大会では上下コースでおこなわれました
優勝の勝元一也/石渡周平。大学時代の同級生で、勝元に誘われて石渡がセーリング(ホビー16)の世界へ。石渡はその後ウインドサーフィンにも乗り、今春から再びホビーに乗り始めました
大会初日、日が沈んでからレセプションパーティ(BBQ)がおこなわれました。お酒を飲みながら楽しいひと時です
歴史が刻まれるホビー16全日本のトロフィーと盾
優勝の勝元一也/石渡周平。勝元は父の勝元 一夫さん(1982年)に続いて親子優勝を決めました
ホビー16全日本選手権集合。選手は30歳代から70歳代まで幅広いメンバーが集まります
ホビーキャット16全日本選手権 ハイライト映像
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