岡田・吉岡組がメダルレース進出。プリンセスソフィア杯5日目
4月8日、スペイン・マヨルカ島で開催されている「プリンセスソフィア杯」5日目は最終日のメダルレース進出を決める決勝シリーズ最終日です。風は10〜20ノット強。地中海のコントラストが映えるマヨルカ島の風でレースがおこなわれました。(BHM編集部)
470級の岡田奎樹/吉岡美帆は7-13位で8位で決勝メダルレース進出を決めました。高山大智/盛田冬華は10位まで8点差の12位でメダルレース進出を逃しました。
「個人的には久々の海外遠征で盛田とのチームでは初めての国際大会です。ずっと国内で練習してきてコンビネーションはかなり良くなってきています。この大会は国際大会の経験を積むこと、それと海外選手の動きを知ることが目的でもあります。チームはこれからフランスに渡ってトレーニングして、今月後半に始まるイエール(フランス・オリンピックウィーク)に出場します、1カ月以上の遠征になるので、コロナ対策をしっかりして安全に乗り切りたいと思います」(470 高山大智)
日本勢では岡田/吉岡が唯一のメダルレース進出となります。3位とは得点差があるためメダルには届きませんが、大会の集大成の走りを期待したいと思います。
他クラスではILCA6のサラ・ダグラス(CAN)、ナクラ17級のティータ・ルッジェーロ/カテリナ・バンテ(ITA)が最終日を待たずに金メダルを確定しました。東京五輪ナクラ17級で金メダルを獲得したイタリアは、本大会でまるで「種目が違うのか」と思うほどのスピードで圧勝しました。
「去年の秋から西田と乗り始めて、今回、世界を相手にどんなレースができるのかと思っていました。西田は予想以上に動けているし、とてもいい感触を持てたのは収穫です。ただもっと乗り込む必要があります。それと新しいシステム(ラダーフォイル、ラダーレーキ)を使いこなせるようにならなければ。イタリアは別格でした。ついていくこともむずかしい。フォイルの重要性をあらためて思いました」(ナクラ17 飯束潮吹)
最終日のメダルレースは11時30分(日本時間18時30分)から4海面にわかれておこなわれます。470級は13時(日本時間20時)スタート予定です。
◎第51回プリンセスソフィア杯 5日目 暫定成績
470級 66艇出場 10R終了時
1 ESP Jordi XAMMAR / Nora BRUGMAN 20p
2 GER Luise WANSER / Philipp AUTENRIETH 36p
3 FRA Kevin PEPONNET / Aloise RETORNAZ 38p
8 岡田奎樹/吉岡美帆 72p
12 高山大智/盛田冬華 99p
ILCA6級 89艇出場 10R終了時
50 冨部柚三子
ILCA7級 165艇出場 10R終了時
61 瀬川和正
男子iQFOiL級 101艇出場 18R終了時
49 池田健星 ※ゴールドフリート
56 富澤 慎
62 倉持大也
70 穴見知典
女子iQFOiL級 74艇出場 18R終了時
41 須長由季
45 新嶋莉奈
60 渡辺純菜
63 山辺美希
ナクラ17級 38艇出場 12R終了時
20 飯束潮吹/西田カピーリア桜良
49級 76艇出場 12R終了時
54 古谷信玄/高柳 彬
49erFX級 59艇出場 12R終了時
28 山崎アンナ/髙野芹奈
30 田中美紗樹/永松瀬羅
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