太陽が戻ったマヨルカ島。プリンセスソフィア杯は終盤へ
4月7日、スペイン・マヨルカ島で開催されている「プリンセスソフィア杯」4日目の成績です。朝から太陽がのぼり、気温がぐっとあがったパルマ湾は、前日の進行遅れを取り戻すべく、各種目でレース数を増やしておこなわれました。(BHM編集部)
マヨルカ島に太陽と風が戻ってきました。海上は20ノットを越える強風で波も入るタフなコンディションです。各レース海面ではゴールドフリートを優先しておこなわれ、49er、FX、ナクラは4レース、iQFOiLは5レースの予定ではじまりました。
東京五輪後、新チームとなって国際大会初出場となるナクラ17級の飯束潮吹/西田カピーリア桜良は、強風の中でも臆することなく走っています。1上マークを上位で回航する場面もありましたが、本日は残念ながら4レース中2レースで沈。順位を大きく落としてしまいましたが、手応えを感じられるレースを見せています。
470級の岡田奎樹/吉岡美帆は16-10位と波に乗れずに8位に後退しました。また、高山大智/盛田冬華は10位まで5点差の12位につけています。明日大会5日目は決勝シリーズ最終日となり、トップ10に入ると最終日のメダルレースに進出できます。
男女混合種目となった470級では男子ヘルムスマンが有利なのか、それとも女子ヘルムの方が有利なのか、が気になるところです。実際には4位のドイツ、7位のオーストリア、10位のイギリスは女性ヘルムスマンで、男子クルーの体重とパワーを武器に強風シリーズで上位を走っています。観戦していて男女どちらかなど気にすることもないほど良い勝負しているという印象を受けます。
大会5日目はメダルレース進出を決める重要な1日となります。コンディションも良く、いい風が吹きそうです。
◎第51回プリンセスソフィア杯 4日目 暫定成績
470級 66艇出場 8R終了時
1 ESP Jordi XAMMAR / Nora BRUGMAN 14p
2 ITA Giacomo FERRARI / Bianca CARUSO 22p
3 FRA Kevin PEPONNET / Aloise RETORNAZ 26p
8 岡田奎樹/吉岡美帆 52p
12 高山大智/盛田冬華 71p
ILCA6級 89艇出場 8R終了時
47 冨部柚三子
ILCA7級 165艇出場 8R終了時
56 瀬川和正
男子iQFOiL級 101艇出場 14R終了時
49 池田健星 ※ゴールドフリート
57 富澤 慎
62 倉持大也
66 穴見知典
女子iQFOiL級 74艇出場 14R終了時
41 須長由季
45 新嶋莉奈
60 渡辺純菜
63 山辺美希
ナクラ17級 38艇出場 9R終了時
22 飯束潮吹/西田カピーリア桜良
49級 76艇出場 9R終了時
55 古谷信玄/高柳 彬
49erFX級 59艇出場 8R終了時
29 山崎アンナ/髙野芹奈
34 田中美紗樹/永松瀬羅
- プリンセスソフィア杯3日目。470級、岡田・吉岡組が5位へ上昇https://bulkhead.jp/2022/04/89354/
- 連日強風のパルマ・デ・マヨルカ。プリンセスソフィア杯2日目 https://bulkhead.jp/2022/04/89306/
- 強烈な強風の洗礼。極寒のプリンセスソフィア杯初日成績 https://bulkhead.jp/2022/04/89270/
- 51 Trofeo Princesa Sofía Mallorca(公式) https://www.trofeoprincesasofia.org/