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男女ミックス初開催。全日本スナイプミックス& ジュニア選手権

 11月13日、愛知県蒲郡・海陽ヨットハーバーで「全日本スナイプ級ミックスヨット選手権」「全日本スナイプ級ジュニアヨット選手権」が開幕しました。男女でスナイプ級に乗るミックス種目は国内初開催となります。(BHM編集部)

蒲郡で開幕した全日本スナイプ級ミックス& ジュニアヨット選手権。本大会について日本スナイプ協会は、『今後、全日本学生ヨット選手権の翌週にインカレ開催地で実施する』ことを発表しています

 本大会にはミックス+ジュニアを含めて46艇が参加。学生選手の多くは、前週に開催された全日本インカレに続いて出場しています。学生選手の中にはミックス、ジュニアの双方にエントリーする選手もいるため、レースは同時スタートです。ここに社会人トップセーラーが合流し、全日本さながらのメンバーが集合しました。

 スナイプ級ミックスが実現した理由のひとつは、パリ五輪から男女ミックスに変更される470級をみての通り、セーリングだけならぬスポーツ界全体で女性が活躍できる場をもっと増やしていこうという流れがあります。

 スナイプ級でも女性セーラーを取り込むことで、いままで以上に活発な活動を期待しています。実際に学生時代、スナイプで活躍した女性ヨット部員は多くいますが、社会人になった時に活躍する場が少ないのが現実です。

 日本スナイプ協会ではミックスの特典として、日本が所有する8つの世界選手権出場枠の1つを優勝チームへ与えるなど、ミックスを重要なクラスに位置づけています。

 さて、大会初日は安定した北西風が吹き午後から3レース実施。1位には全日本インカレからの勢いを持つ内貴航路朗/佐々木一馬(同志社大)、2位には同志社大のコーチを務める西村秀樹/篠原璃音(DUYC)、3位には東京五輪470級代表の吉田 愛/浜田勇一(ベネッセ/Persson Marine Japan)が追います。

 最終日となる14日は2レースが予定されています。

吉田 愛はピアソンマリンの浜田勇一と出場。浜田選手は前週の境港レーザーマスターズのスタンダード優勝選手です。吉田選手は全日本選手権、世界選手権を視野に、2020年からスナイプ級でも活動しています。さらにいえば、吉田選手は大学時代スナイプ級にも乗っていて全日本女子インカレ二連覇している実力選手です
暫定トップの内貴 航路朗/佐々木一馬(同志社大)
2位の西村秀樹/篠原璃音(DUYC)
乗り慣れてない即席ペアが多いということもありますが、ミックス種目では笑顔がよくみられます。そして、社会人ベテランセーラーもいつもより穏やかに見えるのは気のせいでしょうか
第3レース1位の兵藤和行/須藤千春はガッツポーズ+ハイタッチでフィニッシュ

◎全日本スナイプ級ミックス& ジュニアヨット選手権 上位成績 参加46艇 3R終了時
1 内貴 航路朗/佐々木一馬(同志社大)※ジュニア 10.0p
2 西村秀樹/篠原 璃音(DUYC)※ミックス 11.0p
3 吉田 愛/浜田 勇一(ベネッセ/Persson Marine Japan)25.0p
4 白石誉輝/河崎元紀(早稲田大)26.0p
5 脇永達也/秋岡なおみ(Wakinaga Racing)30.0p
6 服部陸太/青柳建佑(早稲田大)32.0p
7 内田 伸一/宮田 香子(逗子開成/西南学院大)32.0p

全日本スナイプ級ミックス&ジュニアヨット選手権 暫定成績
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