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【ソフィア杯】470男女、RS:X男子がメダル獲得圏内に。軽風のマヨルカ予選4日目

 4月5日、マヨルカ島で開催されている「プリンセスソフィア杯」4日目は、朝から風待ちではじまりました。パルマ・デ・マヨルカは、日本と季節は似ていますが、日差しが強いので半袖短パンで十分です。しかし、水はまだ冷たく春のはじまりを感じさせます。(BHM編集部)

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風待ちから一転、風が一瞬吹き上がりましたが長く続かず。大会4日目はアップダウンの激しいコンディションでおこなわれました。photo by Junichi Hirai

 予選4日目は軽風でそれぞれの予定レース数を実施しました。470級男子は、磯崎哲也/高柳 彬が4位へ上昇。メダル獲得射程位置につけました。

「この大会から新艇(ツイゲルマイヤー)を使っています。初日ちょとしたアクシデントがあって、メインシートのブロックが飛んでしまい、直にシートを手持ちしてトリムしていました。でも、いまのうちにパーツを補強できたので良かったと思っています。スピードの状態は良いので、船を仕上げて今年の世界選手権を狙います。470男子のリーダーは、やはりマット・ベルチャー(AUS)で、スタートから本当にミスがなく、スピードが若干あるので自然と前に出る。それが圧倒的な結果につながっています。自分たちもミスをなくしていきたい」(磯崎)

「このプリンセスソフィア杯から2018年の転戦が本格化します。今年もスケジュールがつまっているので、疲れを残さないように戦っていきたいと思います。この大会が終わったら日本に戻って学校に行きます。春から大学4年生(日本経済大)です。ヨット部の練習にはなかなか参加できませんが、それ以上の練習をしています。今年は全日本インカレ優勝を勝ち取りたい」(高柳)

 470級女子は吉岡愛/吉岡美帆が3位を保守。GBR、FRAというリオ五輪のメダリストが上位に並ぶとロンドン五輪からリオ五輪までのメンツと変わりありません。特に風があがると経験値の差もあり、ベテラン組の強さが際立ちます。

 RS:X級男子の富澤 慎は4位に上昇しました。初日から上位グループで戦い、メダル獲得圏内で戦っています。また、土居愛実も11位まであがり、メダルレース入りに近づいてきました。

 4月5日は予選最終日で、各種目トップ10に残れない選手は大会終了となる正念場です。トップ10の選手は、最終日におこなわれる決勝メダルレースへ駒を進めます。

49th Trofeo Princesa Sofia
http://www.trofeoprincesasofia.org/

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初日18位から駆け上がった磯崎哲也/高柳 彬は暫定4位へ。photo by Junichi Hirai

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470王者のマット・ベルチャー/ウィル・ライアン(AUS)。photo by Junichi Hirai

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ベルチャー艇に登場した斬新で大胆なスポンサーロゴ。ドローン空撮が多くなっている昨今、バウ部分のアピールも効果的。流行しそうです。photo by Junichi Hirai

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小嶺恵美とともにゴールドフリートで戦う伊勢田愛。photo by Junichi Hirai

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FXの波多江慶/板倉広佳。前日の強風レースでは、吹き飛ばされ波多江が足を痛めてしまいリタイア。順位を下げましたが、中風まではコンスタントに上位に入るようになってきました。「強風レースになると世界のトップ5ぐらいしかまともに走れていません。この風域を克服することも私達の課題です」(波多江)

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マヨルカ島では大型マキシボートがトレーニングしています。平日に2艇のMAXI72が練習しているなんて日本では考えらないことです。photo by Junichi Hirai

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マキシボートが近づいてきて選手やコーチも興奮して見学していたら。。。photo by Junichi Hirai

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ボーッと眺めていたら、その後、470のレース海面を猛スピードで突進していきました。びっくり。photo by Junichi Hirai

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細い水路を進入していくフィン級。photo by Junichi Hirai

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編集長の仕事場でもあるフォトボート。いろんな国からやってくるフォトグラファーと同席するので「アッチ行く、コッチ行きたい」と喧々囂々。レース海面が8もあるとタイミングによっては撮影できない海面が出てきてしまいます。いろいろ大変ですが、仲良くやっています。photo by Junichi Hirai


大会4日目ハイライト映像。提供:レイラインメディア


大会公式プリンセスソフィア杯4日目映像

◎2018プリンセスソフィア杯 4日目暫定成績
470級男子 参加79艇 8R終了時
1. Mathew BELCHER / William RYAN 18p
2. TUR Deniz CINAR / Ates CINAR 49p
3. GER Simon DIESCH / Philipp AUTENRIETH 50p
4. 磯崎哲也/高柳 彬 52p
9. 岡田奎樹/外薗潤平 64p
10. 高山大智/今村公彦 65p
16. 市野直毅/長谷川孝 76p
34. 小泉颯作/野田友哉150p
42. 土居一斗/木村直矢
46. 出道耕輔/中川大河

470級女子 参加48艇 8R終了時
1. FRA Camille LECOINTRE / Aloise RETORNAZ 21p
2. GBR Hannah MILLS / Eilidh MCINTYRE 24p
3. 吉田 愛/吉岡美帆 31p
21. 宇田川真乃/工藤彩乃 91p
22. 林 優季/西代 周94p

49er級 参加91艇 12R終了時
1. GBR Dylan FLETCHER-SCOTT / Stuart BITHELL 43p
2. FRA Mathieu FREI / Noé DELPECH 54p
3. ARG Yago LANGE / Klaus LANGE 55p
50. 古谷信玄/八山慎司

49erFX級 参加54艇 12R終了時
1. NED Annemiek BEKKERING / Annette DUETZ 30p
2. DEN Ida Marie Baad NIELSEN / Marie THUSGAARD OLSEN 53p
3. NED Odile VAN AANHOLT / Marieke JONGENS 62p
14. 波多江慶/板倉広佳 114p
17. 山崎アンナ/高野芹奈 123p
39. 原田小夜子/永松瀬羅

レーザー級 参加182艇 8R終了時
1. AUS Matthew WEARN 25p
2. NZL Sam Meech 43p
3. CRO Tonci STIPANOVIC 51p
80. 南里研二
127. 瀬川和正

レーザーラジアル級 参加113艇 8R終了時
1. DEN RINDOM Anne-Marie 29p
2. NED BOUWMEESTER Marit 37p
3. GBR YOUNG Alison 57p
11. 土居愛実 94p
79. 冨部柚三子

ナクラ17級 参加47艇 12R終了時
1. ITA Ruggero TITA / Caterina BANTI 27p
2. GBR Ben SAXTON / Nicola BONIFACE 34p
3. ESP Iker MARTINEZ / Olga MASLIVETS66p
35. 田畑和歌子/川田貴章
43. 深沢瑛里/田中航輝

RS:X級男子 参加118艇 8R終了時
1. FRA Louis GIARD 20p
2. DEN Sebastian FLEISCHER 27p
3. POL Pawel TARNOWSKI 28p
4. 富澤 慎 37p
70. 池田健星
84. 倉持大也
94. 尾川 潤

RS:X級女子 参加67艇 8R終了時
1. NED Lilian DE GEUS 21p
2. CHN Pei Na CHEN 22p
3. ITA Flavia Tartaglini TARTAGLINI 32p
23. 伊勢田愛 96p
29. 小嶺恵美 135p
52. 新嶋莉奈
53. 松浦花咲実

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