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ヴァンデ・グローブスタート。いってらっしゃい、白石康次郎!

 11月10日、フランス西部レ・サーブル・ドロンヌで「第10回 ヴァンデ・グローブ」がスタートしました。スタート時の天候は薄い霧のかかる曇天。風は4ノット。日本の冬のような肌寒さです。午後1時2分、39艇のIMOCAは一斉にスタートしました(1艇は遅れてスタートしました)。(BHM編集部)

港の水路をパレードする白石康次郎さん。今回も着物に木刀のスタイルでスタート海面へ向かいました。寒そうですが、インナーに防寒用アンダーウエアを着込んでいます

 単独、無寄港、無援助で走る24000マイルの旅が始まります。白石康次郎〈DMG MORI Global One〉は、後方からジェネカー(A3)をあげてスタート。風を選びながら丁寧に進んで行きました。

 これから艇団はビスケイ湾を西へ進み、スペイン北西部のフィニステレ岬を目指します。風は24時間後に15ノット程度まであがってきますが、急激な変化はなさそうです。

 白石康次郎〈DMG MORI Global One〉の現在位置情報はトラッキングで確認できます。

◎ヴァンデ・グローブ・トラッキングhttps://www.vendeeglobe.org/en/tracker

第10回 ヴァンデ・グローブ 基本データ
日時:2024年11月10日スタート
開催地:レ・サーブル・ドロンヌ(フランス)
総距離:2万4300マイル(4万5000キロ)
出場:40選手(うち女性6名)
国:11カ国。フランス、イギリス、スイス、ドイツ、イタリア、ベルギー、ハンガリー、日本、中国、米国、ニュージーランド
初出場:18選手(最年少は22歳女性)
新艇:14艇

スタート時は4ノットの微風。2400マイルの始まりはスローな展開でスタートしました。スタート時間が1時2分と半端なのは、ニュース番組で報道するのに先に2分間のニュースを放送するからだそうです
DMG MORI Global OneはA2をあげてスタートしました。飛び抜ける船はなく、どの船もスローで進んでいます
「微風はつらいよね。スタートして1時間経ってもほとんど動かない。撮影おわったら(陸に)戻っていいからね。いつまでも手を振るのも大変だし」とカメラマンにも気遣う白石康次郎さんでした
ヴァンデ・グローブのスタートと同時にeSailing版もスタートしました。ただいま世界で50万人がエントリーしています。全日本選手権は197選手が出場!(日本記録)。むかしのレーザー級の全日本のようですね。途中からでも出場可能ですのでぜひご参加ください(艇団の中のちょうど良い位置からスタートできます)。
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