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琵琶湖に春がやってきた。写真で振り返る第39回同志社ウィーク

 3月18日、19日、琵琶湖・滋賀県大津市柳が崎ヨットハーバーで「第39回同志社ウィーク」が開催されました。大学ヨット部と社会人チームが出場するこの大会に、470級66艇、スナイプ級68艇がエントリー。大会は2日間で4レースおこなわれ、軽風から強風までめまぐるしく変化する琵琶湖らしい大会となりました。第39回同志社ウィークを大会実行委員会(同志社大4年生)から届いたレポートとバルクヘッドマガジン編集部が撮影した写真で振り返ります。(BHM編集部)

同志社ウィークは同志社大ヨット部4年生が運営するヨットレースです。上の写真は4年生(8名)。部活を引退して大学を卒業。大学生活最後のイベントが同志社ウィークの運営です

◎第39回同志社ウィークを終えて

 同志社ウィークは、3月に卒業する自分たちの学年が運営をするレースです。本大会では、全日本インカレを意識して、高レベルで多艇数が参加するレースを行い、後輩への恩返しをしようと考えていました。(文/同志社ウィーク実行委員会一同)

 当初はエントリー艇数が集まるか不安でしたが、蓋を開けてみれば、他水域の学生セーラーのみならず、多くの社会人セーラーに参加してくださり、非常にレベルが高く、多艇数のレースとなりました。

 レース当日は、長い風待ちでしたが、微風〜強風の琵琶湖らしいコンディションの中でなんとか4レース行うことができました。

 ヨット部を引退し、大学を卒業していく身として、直接的には後輩に援助を行えなくなります。

 今後は、後方から後輩を支援し、応援していくことになります。その第一歩が、今回のレース運営だったと思います。

 レースに参加してくださった選手の方々、運営に協力してくださった方々、関係者の方々、ありがとうございました。

琵琶湖ディンギーセーリングの聖地、滋賀県大津市にある柳が崎ヨットハーバー。昨年の全日本インカレ開催地であり、2025年には滋賀国体セーリング競技の会場になる予定です
柳が崎ヨットハーバーの後ろには大きなマンションが建設されています。これまでレース本部などで使用されたハーバー中央の滋賀県セーリング連盟の艇庫は滋賀国体を前に取り壊され、あたらしく建てられるとのこと
「大きなフリートのヨットレースを経験したい」と宮城県閖上(ゆりあげ)から遠征してきていた東北学院大。前週は関東470フリートレースに出場しました。自ら2艇をトレーラーで引っ張り、江の島、琵琶湖へやってきました
大会初日は雨。2日目は春らしくぽかぽか陽気になりましたが風は弱め。午前中は陸上風待ち。昼からショートコースで2レースおこないました
風待ち時間中、スナイプのあたらしい艤装を囲んで選手たちが集まってきました。風待ち時間に学生と社会人が交流できるのも同志社大ウィークの良いところです
スナイプ級のベテラン内田伸一選手(逗子開成高)は中学生の息子、歩くんと出場しました。スナイプらしく真剣かつアットホームさがある雰囲気も同志社ウィークならでは
大会を運営するのは大学生です。本部船には石谷レース委員長(前主将)が乗り、運営艇に乗る同期4年に指示を出していました。「普段、レースに出る立場ばかりだったので、運営するのはむずかしかったです」とのこと
関西学院大を卒業してヤマハチームで五輪活動していた神木 聖/疋田大晟が復活。2日目の軽風では1-1位とさすがの貫禄を見せました
スナイプ優勝の川戸洋平/篠原璃音(同志社大)。クルーの篠原選手は昨年卒業したOGで2021年スナイプ級ミックス全日本優勝、2022年全日本スナイプ4位の実力選手。今季からスキッパーをつとめる川戸選手(3年)をグイグイ引っ張りました
琵琶湖の天気は本当に変わりやすく、地元のセーラーでなければ予想できないコンディションになることも珍しくありません。琵琶湖からトップセーラーが生まれるのは、(波や潮の要因がないので)風を読む目が養われるから、とか。なるほど納得です
今年の招待選手は470級吉田 愛選手、スナイプ級は松永鉄也選手でした。夜にオンラインで講習会がひらかれ、学生選手からの質問に答える形で進行しました
第39回大会までの同志社ウィーク歴代優勝者。五輪選手やインカレ王者も名を連ねる豪華な優勝者です
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