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ナショナルチーム選考の写真をフォトギャラリーに掲載しました

 2月10〜13日まで蒲郡で開催された「JODAナショナルチーム最終選考会」の写真をフォトギャラリーに掲載しました。初日、最終日は雨に降られましたが、軽風から強風まで満足の風が吹きました。ジュニアセーラーの勇姿をぜひご覧ください。(BHM編集部)

蒲郡で4日間おこなわれたナショナルチーム選考会。バルクヘッドマガジン・フォトギャラリーに写真を掲載しました

◎バルクヘッドマガジン・フォトギャラリー JODA2022ナショナルチーム選考会

 振り返るとバルクヘッドマガジンは2009年からナショナルチーム選考会を取材しています(欄外リンク参照)。当時取材した選手は大学を卒業して、いまは社会人です。その中には東京五輪日本代表の岡田奎樹選手もいました。10年前と比べて変わったかと聞かれると大きな部分では何も変わってないように思います。子どもたちはいつでも一生懸命です。

 今年の選考会も泣き笑いのドラマがありました。オプティミスト級を知らない人は驚くかもしれませんが、日本のヨットレースでこれほど喜怒哀楽が表現される大会は少ないものです。

 その理由のひとつは、オプティミスト級が15歳までという限定された種目であること。小学1年から入れるジュニアクラブもあり、選考会に出場できる中学2年まで足掛け8年の集大成となります。

 練習やレース遠征には保護者の協力は欠かせず、親子が二人三脚、家族が一緒に長い時間を過ごし成長してきた証でもあります。喜怒哀楽は選手だけでなく保護者も同じです(いや保護者は選手以上ですね)。

 だからといって、ジュニアヨットを知らない人に勘違いしてもらいたくないのは、選手たちは厳しい表情をしているわけではないということです。出艇前、風待ち中はハーバーで走りまくり、遊びまくっています。真剣と遊びが入り交じっているのがジュニアヨットの世界です。

 選手にとっては目標となる国際大会の出場条件がはっきりしていることは選考会の特長です。『選考会の上位5選手が世界選手権に出場できる』という明確な条件があり、昨秋の全日本で出場資格を獲得した選手は、ナショナルチームに入ること、国際大会に出場することを目標に猛練習してきました。

 泣くことも笑うことができるのも、それだけ一生懸命、強い気持ちで練習をしてきたからでしょう。ナショナルチームに入ったみなさん、おめでとうございます。くやし涙を流した選手は次の選考会、または次のステージで気持ちをぶつけてほしいと思います。

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