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風に恵まれ4レース実施。蒲郡ナショナルチーム選考2日目

 2月11日、愛知県蒲郡で開催されている「2022年JODAナショナルチーム最終選考会」2日目。前日の雨雲は過ぎ去り、三河湾は雲ひとつない青空が広がりました。午前中こそ軽風でしたが、午後から北東風が吹き上がりガストで20ノット近くまで上がる絶好のコンディションで4レースおこなわれました。(BHM編集部)

ナショナルチーム選考2日目は4レース実施。後半は風が吹き上がり体力勝負のタフな1日になりました

 2日目までに6レースが終わり上位陣の顔ぶれが定まってきました。首位に立つのは第1レースの20位をカットレースに、すべて5位以内の安定スコアをみせる池田航介(江の島ヨットクラブジュニア)です。

 続いて、昨年11月に別府で開催された全日本選手権優勝の堤 悠人(江の島ヨットクラブジュニア)。3位には第4、5レースでトップを取った本多 剛(海陽海洋クラブ)が追い上げてきました。

 上位選手はスタートラインの見極めがうまく、すべてベストスタートというわけではありませんが、バウ先を出しクリアな海面で走り、有利な流れに持っていくという印象です。大会2日目は風がしっかり吹いていたため、実力のある選手が確実に上位に上がってきました。

 選考は6レースを終えて折り返し地点を過ぎ、明日から後半戦に入ります。選考3日目からは風がやや不安定になる予報となっています。残り2日間/6レースでどのようなレースがおこなわれるのか。冬の海で戦うジュニアセーラーに注目です。

日本セーリングの拠点のひとつ、愛知県蒲郡の豊田自動織機 海陽ヨットハーバー。オプティミスト級ナショナルチーム選考は、5年間、同地での開催が決まっています。また2026年にはアジア大会セーリング競技が開催されます
毎朝の選手ブリーフィングは十分に間隔を開けて着席スタイルでおこなわれています
暫定1位 池田航介(江の島ヨットクラブジュニア)
2位 堤 悠人(江の島ヨットクラブジュニア)
3位 本多 剛(海陽海洋クラブ)
背景に見える巨大な弘法大師像が未来のオリンピックセーラーを見守ります
4位 伊藤音人(B&G 時津海洋クラブ)
1〜9位まで中学2年生が占めるなか、小学6年生の加原弦季(江の島ヨットクラブジュニア)が10位つけ健闘しています
トップの本多(左)vs 堤のダウンウインドバトル
後半のレースは風が吹き上がった選考2日目。写真は最終レースのスタートです
フィニッシュ後、クラブのサポートボートに集まる選手たち
【出艇方法】オプティミスト級はスナイプ級のようにトランサムのガジョンにラダーをかませる艤装。スロープに浮かべた状態でラダーを付け、センターを差し込んでから乗り込むのが基本です
【出艇方法】練習量豊富なベテランになると船を押しながらすぐに乗り込み、行き足をコントロールしながらラダーを取り付けます。スナイプと似ていますね。素早く器用に取り付けています

◎2022年JODAナショナルチーム最終選考会 2日目上位成績 6R終了時 参加44艇
1 池田航介(江の島ヨットクラブジュニア)13p
2 堤 悠人(江の島ヨットクラブジュニア)16p
3 本多 剛(海陽海洋クラブ)23p
4 伊藤音人(B&G 時津海洋クラブ)25p
5 堀野 瑠海(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)30p
6 後藤大志(YMFS ジュニアヨットスクール葉山)31p
7 岩波萌夏(江の島ヨットクラブジュニア)36p
8 藤田蒼士(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)37p
9 吉岡晴月(真野浜セーリングクラブ)38p
10 加原弦季(江の島ヨットクラブジュニア)55p

2022年JODAナショナルチーム最終選考会 2日目成績
※名前後ろの数字は年齢/学年を表し、5=小学5年生、6=小学6年生、7=中学1年生、8=中学2年生を意味しています
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