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2022年蒲郡オプティミスト級ナショナルチーム選考初日成績

 2月10日、愛知県蒲郡市・豊田自動織機 海陽ヨットハーバーで「2022年JODAナショナルチーム最終選考会」が開幕しました。この大会はオプティミスト級の国際大会へ出場する日本代表ナショナルチームを決める選考会です。(BHM編集部)

蒲郡で開幕したJODA(日本オプティミストディンギー協会)ナショナルチーム最終選考会。大会初日は終日雨のなかでおこなわれました

 出場するのは、2021年度全日本選手権上位40名と、特別な理由で全日本に出場できなかった選手(全日本前にタイでアジア選手権があり、帰国後、新型コロナの隔離期間があったため出場できなかった)の合計44名です。

 大会初日は朝から雨が降り、風弱く陸上待機に。午後から吹いてきた北西風で2レースおこなわれました。2レースを終えて、藤田蒼士(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)が1-2位で首位に立ちました。本選考は13日まで、合計12レースが予定されています。

出場するのは小学5年から中学2年までのジュニアセーラーです。OP級は15歳までの年齢が限られた種目です。大会に出場するにはカートップで船を運ぶのが一般的で、遠征には保護者の協力が欠かせません
今年に入って急激に広がった新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大会では全ての選手、関係者に抗原検査が義務付けられました。大会側は200個の抗原検査キットを用意。マリーナの一角に検査場所が設けられ、検査で陽性の場合、PCR検査を受けるという流れです。安全が確認されるまでハーバーへ入って大会関係者と接触することはできません。他にも大会2週間前から体温、体調の状態を提出する健康チェックシートの提出が求められています。本大会では陽性となる関係者はでていません
大会初日は昼間で陸上待機。午後から風が吹き出し2レースおこなわれました。練習を積んだ全日本の上位選手が出場するため美しいスタートを見せてくれました
第1レーストップを取った藤田蒼士。藤田選手は2021年11月に開催されたアジア選手権でアジア準優勝/総合4位を獲得しました
第2レースのトップは池田航介(江の島ヨットクラブジュニア)。上マークトップ回航から順位を守りました
冷たい雨の中おこなわれた大会初日。風は9〜13ノット程度でしたが、寒さのため体力を消耗する内容となりました。本選考は12レース予定です
オプティミスト級のレースでは、帰着後、セールはマストに取り付けたまま倉庫に立て掛けておくのが一般的です。翌日の艤装はかんたんです
豊田自動織機 海陽ヨットハーバーといえば大きな屋根。2017年蒲郡ワールドカップ前に作られたもので、天候の悪い時は風雨をしのげてとても重宝されています

◎2022年JODAナショナルチーム最終選考会 初日上位成績 2R終了時 参加44艇
1 藤田蒼士(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)3p
2 伊藤音人(B&G 時津海洋クラブ)8p
3 堤 悠人(江の島ヨットクラブジュニア)10p
4 後藤大志(YMFS ジュニアヨットスクール葉山)16p
5 吉岡晴月(真野浜セーリングクラブ)16p
6 本多 剛(海陽海洋クラブ)17p
7 岩波萌夏(江の島ヨットクラブジュニア)19p
8 池田航介(江の島ヨットクラブジュニア)21p
9 北川淳朗(鹿児島ジュニアヨットクラブ)22p
10 堀野瑠海(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)17p

2022年JODAナショナルチーム最終選考会 初日成績
※名前後ろの数字は学年を表し、5=小学5年生、6=小学6年生、7=中学1年生、8=中学2年生という意味です
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