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DMG MORI セーリングチームMini6.50が葉山で進水

 2月1日、葉山港でDMG MORI セーリングチームのMini6.50艇の進水式がおこなわれました。大西洋横断レースで採用されるMini6.50は、DMG MORI セーリングチームの若手育成プログラム「DMG MORI SAILING ACADEMY」で使用されます。(BHM編集部)

葉山港でおこなわれたMini6.50進水式に出席したDMG MORI セーリングチーム

 午前中におこなわれた進水式にはDMG森精機株式会社 森 雅彦取締役社長、白石康次郎スキッパー、そして先日正式にチーム参加が発表された國米 創らが出席しました。

 このMini6.50は日本国内での活動を目的に導入された中古艇(プロダクション)です。これから日本の外洋レースに出場したり、若いセーラーのトレーニングとして使用される予定です。

 一方、2023年ミニトランザットに出場するために建造されているDMG MORI セーリングチームのプロトタイプ新艇Mini6.50は今年3月に2艇完成予定で、三瓶 笙暉古(フェデリコ。日本。男性)、Laure Galley(ロール・ギャレー。仏。女性)が大会出場に向けて外洋ヨットレースに参戦していきます。

 今後、DMG MORI セーリングチームは、世界一周(ヴァンデ・グローブ。2024年11月スタート)と大西洋横断(ミニトランザット。2023年秋スタート)の2大会を目標に活動していく予定です。

進水式に出席した白石康次郎(右)と國米 創。昨年国内でお披露目されたIMOCA60はすでにフランスの拠点ロリアンへ戻され、今年初夏から始まるレースの準備に入っています。2人は今月フランスへ渡りチームと合流するとのこと。「次回のヴァンデ・グローブは参加枠40艇です。出場するためには多くの外洋レースに出場してマイル(シングルハンドでの走行距離が参加資格となり、総マイルの多い順番で本戦に出場できる)を貯めなければなりません。今年はアイルランドを一周するヴァンデ〜アークティック3600マイル、大西洋横断ルートドラム5800マイルなどに出場する予定です」(白石)
DMG MORI セーリングチームのMini6.50。仏プレパノーティック社による2014年進水のオフセット650で同型艇が世界で約20艇進水しています。ミニのタイプとしては第2世代にあたりマキシと呼ばれる最新デザイン(最新ミニはスコウ型)ではありませんが、いまもミニトランザットに出場している現役ボートです
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