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三重県津に強風吹き荒れる。レーザー全日本選手権最終日

 11月23日、三重県津で開催された「レーザー級全日本選手権」最終日は、最大24ノットまで上がる強風でスタンダード、4.7は3レース、ラジアルは2レースを実施。最後は沈艇が続出するハードコンディションとなりました。優勝はラジアル級は黒田浩渡(津)、スタンダードは鈴木 義弘(光)、4.7は大田 薫(清水)が優勝しました。(BHM編集部)

スタンダード優勝を飾った鈴木義弘(光フリート・早稲田大)。ナンバーワンのポーズを決めてフィニッシュしました。鈴木は全日本2度目の優勝です
最大フリート90艇を集めて開催されたラジアル級。レース数が少ないため予選シリーズのまま2フリートに分かれておこなわれました
ラジアルは地元の高校生、黒田浩渡(津フリート/津工業高校・2年)が初優勝を決めました。「今回は得意の強風(全3レース1位)。しかも、勝手知ったる地元開催でした。フリートも分かれたので、一緒に戦っていたら勝てたかわからないけれど、強風のレースは好きです。夏のJOC(JOCジュニアオリンピックカップ)は2位でした。全日本は目標にしていた大会で、一週間前から毎日学校が終わったあとに練習していました。優勝できてうれしいです」
4.7優勝の大田 薫(清水フリート)。最終日に1-2-2位で強風の強さを見せつけました
夕方4時半からおこなわれた表彰式。写真はラジアルの入賞選手
歴代の優勝者が刻まれた盾を持ち優勝を喜ぶ鈴木義弘(光/早稲田大2年)。「今年はこの大会しかなかったので、日本一を取ることを目標に練習してきました。微風の第1レースでトップを取れたのが大きかったです。強風域だと上位の顔ぶれは安定しています。これまで15ノット以上の強風を課題にしていて、今回だいぶ戦えるようになりました。課題にしてきたのは強風のアップウインドのスピードと体力。世界選手権では20ノットの風で15分間フルハイクアウトして、トップスピードを維持できないと置いていかれてしまいます。次の世界選手権までにもっと成長します」
レーザー4.7クラス上位入賞選手。左から大田 薫(清水)、豊澄成光(広島)、北原頌子(江ノ島)
レーザーの表彰式は時間がかかります。なぜなら成績表に載っている全員の名前を読み上げるから(本大会には164人がエントリーしました)。選手を大切にするレーザーらしい一面かもしれません
2020レーザー全日本 ラジアル最終成績
2020レーザー全日本 スタンダード最終成績
2020レーザー全日本 4.7最終成績
CATEGORY:  DINGHYINSHORENEWSOLYMPIC