Loading

冷たい雨で4R実施。和歌山・全日本インカレ2日目

 11月2日、和歌山セーリングセンターで開催されている「第85回全日本学生ヨット選手権」2日目。和歌山は朝から冷たい雨が降っています。雨の中で艤装して出艇を待ちますが、沖合で漁船が操業していたため、約1時間の陸上待機後に出艇しました。(BHM編集部)

一日中、雨が降り続く中でおこなわれた大会2日目。シフティーな陸風で4レースおこなわれました

 大会初日に1レースしか実施できなかったことから試合数を増やしたいのは、選手も運営も同じ気持ちです。しかし、海上は打ち付ける雨のため視界不良。風は予報よりも上がらずシフティーな陸風です。上下0.5マイルほどの短い距離でマークがセットされ、レースが始まりました。

 風はクルーがオンデッキ〜ハイクアウト程度のライトウインド。風のシフト幅が大きいため、左右海面の選択次第で順位を大きく崩すむずかしい海面です。

 大会2日目は470級、スナイプ級ともスピーディに4レース実施しました。470級は第2、第3レースで関西学院大の藤原達人/室谷勇希が連続トップ。チームメイトもその勢いに続いて上位の慶応、早稲田に詰め寄ります。残り最大3レースあることを考えると、上位校は逆転の可能性もある得点差です。

 スナイプ級は初日ワンツースリーを決めた早稲田大の快進撃が止まりません。第3、第4レースではトップ10に3艇が入るなどリードを保っています。また、総合でも早稲田大が日本大に113点差で首位を保守しています。

◎第85回全日本学生ヨット選手権 2日目 暫定成績
470級上位 5R終了時
1 慶応大 280p
2 早稲田大322p
3 関西学院大 338p
4 同志社大 349p
5 日本大 367p
6 中央大 384p

スナイプ級上位 5R終了時
1 早稲田大 138p
2 日本大 206p
3 鹿屋体育大 350p
4 慶応大 354p
5 中央大 394p
6 同志社大 408p

早稲田大の出艇前ミーティング。スナイプ級の現役選手でもある関口監督、小松一憲コーチが選手へ声を掛けます
陸上待機中に雨を避けるためにセーリングセンターの艇庫へ。大会2日目は終日雨に打たれる1日になりました
ずば抜けた走りをする早稲田大3艇。早稲田大は470、スナイプともにまだ失格(DNF等)を出していません
470級は慶応大が首位を守っています。昨年に続きクラス優勝なるか?
リーダーとして早稲田を率いる松尾虎太郎(主将・4年)。420、470のクルーとして世界選手権出場経験もあるマルチセーラーです
連続トップを決めた関西学院大の藤原/室谷。大会2日目は関学の活躍が際立ちました
33年ぶりの全日本出場を果たした東工大。第5レースのスナイプチームは1上マークトップ回航するなど大活躍を見せました
第85回全日本学生ヨット選手権 2日目 470成績(23時時点)
第85回全日本学生ヨット選手権 2日目 スナイプ級成績(23時時点)
第85回全日本学生ヨット選手権 2日目 総合成績(0時30分時点)
CATEGORY:  COLLEGEDINGHYINSHORENEWSYOUTH