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バルクヘッドマガジン編集長のeSailingジャパンカップ参戦記

 こんにちは、バルクヘッドマガジン編集長です。みなさん、バーチャルレガッタやっていますか? バーチャルレガッタはオンラインでできるセーリングゲームです。編集長は、9月26、27日に開催された「第1回 eSailing Japan Cup」に出場してきました。(BHM編集部)

第1回eSaling Japan Cupに出場した編集長。気合い入れるため完全オフショア装備で挑みました

◎バルクヘッドマガジン編集長がナショナルチームに?

 参戦記に入る前に冒頭から自慢話を。。。eSailing Japan Cupに出場した編集長は、並みいる強敵を押しのけて予選を突破。翌日の決勝シリーズで敗退しましたが、驚いたことに、成績上位者による日本代表チーム(ナショナルチーム)に選ばれることになりました。

 編集長は日本代表として、10月に開催される国別対抗「eSailing ネーションズカップ」に出場します。ネーションズカップとは、ワールドセーリング(国際セーリング連盟)が主催する正式な国別対抗戦です。

 詳細はまだよく分かっていないのですが、各国10名が出場する国別対抗戦で、10月初旬から順次開催されます。トーナメント方式で勝ち上がり、順々決勝、準決勝とコマを進め、11月2〜8日(日程詳細は対戦国と調整)に決勝戦がおこなわれます。

 おお、なんかすごくないですか? 編集長に世界で戦うチャンスが巡ってきました。ナショナルチームといえば、オリンピック日本代表選手と同様の肩書きです。ただし、編集長の実力はモス日記を読んでいる方なら推して知るべし。頭のネジの外れたモス乗りならではの、ポジティブな思考を武器に戦いたいと思います。

 かなり嬉しいニュースなので、自慢話をだらだら続けたいところですが、記事が書き終わらないので、参戦記に入るとします。

◎コロナ時代に適合したリモート・ヨットレース

 編集長のバーチャルレガッタ歴は意外と長く、いつからか忘れましたが、これまで世界一周を4回達成しています(もともとバーチャルレガッタは外洋レースで採用されていました)。白石康次郎さんよりも多いので、時々それを自慢しています。

 と、冗談はさておき、日本ではじめてバーチャルレガッタを使った国内選手権「第1回 eSailing Japan Cup」が開催されると聞き、世界を4周まわった編集長が出場しないわけにはいきません。

 大会エントリーほかすべての手続きはオンラインでおこなわれました。本大会のエントリー費は無料です。eSailing Japan Cupには、レース公示、帆走指示書もあり、一般的なヨットレースと全く同じ。特に帆走指示書はしっかり読み込んでおかなければなりません。

 eSailing Japan Cupの使用艇種は、J/70、49er、レーザー、ナクラ17。メダルレースのみSailGPのF50が採用されました。コースはナクラ、F50がリーチングスタート。ほかは上+下ゲート2周のコースです。

 レース直前まで何も準備しなかったのですが、これは失敗でした。実行委員会から届いたメールをよく読むと、「Discord」というウエブサービスが公式掲示板的な役割を兼ねていて、Discordを通じて情報が発信されるとのこと。編集長はチェックイン(出艇申告)の5分前に使い方を知ったので、かなりあせりました。

 予選はレース1時間前にチェックインがはじまり、レースの直前になるとバーチャルレガッタのアクセスコードが発表されます。これらはすべてDiscordを使っておこなわれるのですが、慣れてしまえば、とても効率の良いツールだと思いました。初心者でも難しいことはありません。

0517号が編集長です。アカウント登録日を艇名にしてしまい、もっと分かりやすい名前にすればよかったと後悔しています

◎eSailingはこれから発展していく、もうひとつのセーリング

 バーチャルレガッタの魅力のひとつは、通常のヨットレースをリアルに再現していることです。特にルール(The Virtual Racing Rules of Sailing =VRRSが使用されます)は随時アップデートされています。リアルレースとまったく同じではありませんが、かなり近くまで再現されているので、バルクヘッドマガジンを読んでいるセーラーにも違和感なく楽しめます。

 レースがはじまってしまえば、通常のバーチャルレガッタ・インショアと変わりありません。バルクヘッドマガジン編集長は予選シリーズA組に出場し1位で通過。19艇が出場した決勝シリーズでは11位で敗退し、10位以内が進出できるメダルレースで戦うことはできませんでした。

 個人的な感想は、バーチャルレガッタは通常のヨットレースと遜色ありません。セーリング/ヨットレースの基本を忠実に守ることが順位に直結します。たとえば、、、

・カウントダウン・ジャストのタイミングでスタートする
・乱れた風を避けてクリアエアを走る
・風の強い場所を選び、ベストスピードで走る
・風のシフト(傾向)を読む
・相手の風を奪って追い抜く
・マークラウンディングはギリギリを狙う

 などです。まさしく通常のヨットレースと同じではありませんか? リアルレースと違う部分は、ペナルティの解消方法です。回転ペナルティではなく、時間(10秒間の減速)ペナルティが採用されています。このペナルティをうまく使ってレースを有利に運ぶこともできたりします。うん、うん、なかなか奥が深い。

 バーチャルレガッタ・インショアを使ったeSailingは、これから世界でもっと普及していくでしょう。2019年にはワールドセーリングによりバーチャルレガッタの世界選手権が開催され大きなニュースになりました。

 現在、193カ国/約150万人がバーチャルレガッタを楽しんでいるとのこと。2020年は新型コロナウイルスによる世界的なホームステイで、ファンがさらに増えているようです。

 また、eスポーツがアジア大会やオリンピックでも採用される可能性もあります。セーリング競技も「もしかしたら」があるかもしれません。編集長の感想としてバーチャルレガッタは、ゲーム性もおもしろいけれど、初心者がヨットレースの勉強をするにはうってつけの教材だと思っています。まだ、手を付けていない方は、ぜひ遊んでみてください。

CATEGORY:  COLUMNesailingNEWS

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