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レッドブル・フォイリングジェネレーション最終戦。世界一を目指し15カ国が対決!

 10月22、23日、米ロードアイランド州ニューポートで「レッドブル・フォイリングジェネレーション ワールドファイナル」が開催されます。みなさん、2015年4月に和歌山で開催された同大会を覚えているでしょう。レッドブル・フォイリングジェネレーションは、17〜20歳を対象にフォイリングカタマランを使っておこなわれるユースセーラー育成プログラムです。(BHM編集部)

 昨年4月におこなわれた和歌山大会は19チームが出場し、矢野伸一郎/藤木一誓が優勝しました。彼らは日本代表として、ワールドファイナルに出場します。出場するのは、スイス、スペイン、ドイツ、ロシア、スウェーデン、イタリア、トルコ、フランス、デンマーク、オランダ、イギリス、ニュージーランド、日本、ベルギー、アメリカの15カ国15チームです。

 矢野/藤木に帯同する鈴木國央コーチから、大会直前のレポートが届きましたので紹介します。

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10月22、23日、ニューポートでワールドファイナルが開催されます。レッドブル・フォイリングジェネレーションでは、写真のフォイリングカタマラン、フライングファントムが採用されます。photo by Onne van der Wal / Red Bull Content Pool

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10月19日、20日 トレーニングセッション

  ニューポートで行われている「Redbull Foiling Generation World Final 2016」は、10月19日と20日にトレーニングセッションが行われました。(レポート/鈴木國央)

 17日に到着した日本代表に矢野/藤木チームは、時差ぼけ解消のため、18日をゆっくり過ごし、夕方までに集合した選手たちと、夕食を楽しみました。

 19日は朝から全員のブリーフィングを行い、日本大会から仕様変更された艇の説明や、注意点などの説明を受け、4グループに分かれて海上に出ました。

 風は弱い予報でしたが、トレーニングセッションが始まる頃には、15ノット前後の絶好のコンディションとなり、それぞれのチームにローマン=ハガラを中心としたプロセーラーがコーチに就き、45分間のトレーニングを行いました。

 世界各地の予選を勝ち抜いた選手たちだけあり、海上に出てからはすぐにボートハンドリングの練習をし始め、20分のショートレースで勝負の鍵となる、タックやジャイブの練習、ジャイブに至ってはいかに効率よくフォイルさせるかを考え、フォイルジャイブの練習をしているチームが目立ちました。

 また、15ノット以上ではカイト(ジェネカー)をホイストし、回収するロスよりも、カイトを使わずにダウンウインドを走ることを試しているチームなど、チームそれぞれに課題を持って取り組んでいるのが印象的でした。

 矢野/藤木も海上に出てすぐにハンドリングの練習を行い、プロセーラーのアドバイスを聞きながら、タックやジャイブの手順について話し合っていました。

 練習時間が45分と限られているため、陸上に戻ってからも船の周りでイメージトレーニングしたり、作業をしているプロセーラーにアドバイスを仰ぎ、部屋に戻ってからも大きなベッドをフライングファントムに見立てトレーニングしました。

 トレーニングセッション2日目は、午前と午後それぞれプラクティスレースを行いました。潮流の早いニューポートハーバーは、2ノット近くの流れがあり、いかにフォイリングしているボートでも潮の影響を受けてしまいます。選手はそれぞれに潮流の確認、スタートシークエンスの感覚、第1マークまでの角度などを確認しながら、金曜日から始まるレースに向けて準備を進めました。

 今日までのセッションをプロセーラーが採点し、最初の組み合わせが決定しました。日本チームは、第1グループ、ニュージーランド、スウェーデン、ベルギーと同じグループでレースを行います。

 レースの方式はノックアウト方式で、それぞれのグループの上位2艇が、クオーターファイナル、セミファイナルに勝ち上がります。

矢野伸一郎
「先ずは勝ち上がることを目的に、楽しんで来たいと思います」

藤木一誓
「持てるパワーを全て出し切り、1勝をもぎ取りたいと思います」

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