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台風通過、レースキャンセル。和歌山J/24世界選手権2日目

 9月20日、和歌山で開催されているJ/24世界選手権2日目。この数日間、心配されてきた台風16号は、いよいよ、速度、進路ともに定まり、本日午後の近畿圏通過が間違いないものとなった。(レポート/今津浩平 J/24世界選手権実行委員会)

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レースがキャンセルになり荒天対策に余念のない各チーム。photo by Junichi Hirai

 8時45分の定時ブリーフィング時には、曇天、風速10ノットほどのコンディションだったが、その後吹き上がるのは確実で、すでに警報が発せられていることもあり、残念ながら本日のレースは中止となった。

 台風は昼過ぎにピークを迎え、夕方には回復に向かう見込み。 明日20日は、レーススケジュールを1時間早め、3レースの実施を予定する。

注目!2016和歌山J/24世界選手権の見どころ

 さて、ここで本大会の見どころを改めて紹介しておきたい。

 当クラスの世界選手権が日本で開催されるのは、1985年の蒲郡大会、2001年の西宮大会に続いて3回目となる。

 西宮開催の世界選手権では、日本選手の世界チャンピオン(兵藤和行)が誕生して盛り上がったが、今回も日本選手の活躍が期待されている。

 今回の参加チーム数は、7カ国41チーム。日本以外では、アメリカ、ドイツ、イギリス、シンガポール、韓国、ペルーの6カ国から11チームが名乗りをあげた。レースの会期は19日から23日までの5日間で、全10レースが予定されている。

 優勝候補のナンバーワンは、アメリカから参戦の〈Cougar〉チーム、舵を引くWill Wellesは、2014年の当クラス世界チャンピオンであり、昨年全米チャンピオンでもある。

 Will Wellesを阻止せんとするのは、やはりアメリカ〈PEARL〉チームのJohnson Michael、2012年のカナダ・チャンピオン。また、ドイツからやってきた〈JJOne〉のFrost Danielは、2015、2016で2年連続ヨーロッパ選手権準優勝の実績を持つ。

 迎え撃つ日本勢の最右翼に位置するのは〈月光〉(武居徳真)。昨年の全日本チャンピオンであり、昨年の世界選手権で第4位。また、今年のヨーロッパ選手権では3位に入賞して、この大会で世界の頂点を目指す。

 地元〈シエスタ〉(坂本亘)も負けていない。アジア大会マッチレース2大会連続メダリスト(金、銅)の実績は侮れない。

 その他、とひと括りにするのは決して本意ではないが、実績豊富な伝説的ベテラン選手、若手選手、女子選手と国内の選手層も厚く揃っている。誰が勝っても不思議ではない。大会3日目以降、熾烈な戦いが期待される。

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昼過ぎ台風16号は和歌山へ上陸。和歌山セーリングセンターも暴風雨に。photo by Junichi Hirai


J/24世界選手権・大会2日目ダイジェスト映像

◎和歌山J/24世界選手権・公式サイト
https://www.j24.gr.jp/2016_worlds/

◎J/24和歌山ワールド・フォトギャラリー
前日 https://goo.gl/photos/vK7N1GvHxwmX15Ss8
レース初日 https://goo.gl/photos/N3qQSETKh9Dkcg4V6
レース2日目 https://goo.gl/photos/dnT6joX1mEzo8DCJ9

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和歌山J/24世界選手権暫定成績(2レース終了時)

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