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予選最終日、長い1日。プリンセスソフィア

 3月31日、パルマ・デ・マヨルカ、プリンセスソフィア杯。予選最終日となった大会2日目は朝から晴れ上がりましたが風弱く、陸上風待ちで始まりました。その後、シーブリーズが入ってレース開始。アップダウンの大きい風域で、各クラス日没ギリギリまでレースをおこないました。最終となった470級女子、ナクラ17級の帰着はなんと夜8時。長い長い1日となりました。(BHM編集部)

 RS:X級男子は富澤 慎が5位以内を連発して快進撃を見せています。予選4レースが終わってメダル圏内の3位に上昇しました。予選が終わり、富澤がゴールド、板庇雄馬がシルバーフリートにわかれたため、富澤の五輪代表はほぼ確実になりました。

 また、470級女子の吉田 愛/吉岡美帆も第4レースでトップを取るなど安定成績で3位へ浮上。男子の松永鉄也/吉田雄悟もシングル成績を並べて6位で後半戦へ向かいます。

◎46 TROFEO S.A.R. PRINCESA SOFÍA
http://www.trofeoprincesasofia.org/

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ラジアル級の最後は風が上がってエキサイト・コンディションになりました。photo by Junichi Hirai

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初夏の日差しが降り注ぐパルマ・デ・マヨルカ。朝は風が弱く、陸上のフラッグもなびきません。photo by Junichi Hirai

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持病の腰痛が再発した470級男子の松永鉄也。痛み止めを打って出場しています。厳しい現状でありながらも日本男子でトップを守っています。photo by Junichi Hirai

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豪快なナクラ17級のスタート。ナクラには56艇が出場しています。photo by Junichi Hirai

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ナクラ17級の後藤浩紀/田畑和歌子。昨日ディスマストしたためマストを交換して復帰しました。モス乗り2人ではありますが、世界の壁は厚くなかなか前を走らせてもらえません。photo by Junichi Hirai

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レーザーラジアル級のスタート。JPNマークは土居愛実です。会心のスタートでしたが、このレースは風軸が大きく変わってキャンセルされました。photo by Junichi Hirai

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ナショナルチーム選考2番手の冨部柚三子。今回はメルジェス32〈マンマユート〉のタクティシャンを務めるマヌー・ウェラー(パルマ・デ・マヨルカ出身)がサポートしています。photo by Junichi Hirai

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レーザーラジアル級の土居愛実。今回はパース合宿から直接パルマ入り。今回はトレーニングレースの位置づけですが、日本出場枠が掛かるワールドまで慶應大を休学して海外レースをフル参戦します。photo by Junichi Hirai

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総合3位に浮上したRS:X級男子の富澤。上位選手が出場していないとはいえ上出来の内容です。今年か仕事兼用の活動からフルタイムセーラーになります。photo by Junichi Hirai

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背後に見えるのはパルマ・デ・マヨルカのシンボル、大聖堂。1587年に完成、20世紀初めにアントニ・ガウディが修復を担当しました。photo by Junichi Hirai

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レーザー男子の安田真之助。日本のトップレベルの選手でも世界では下位を走らざるをえません。くるしい戦いが続いています。photo by Junichi Hirai

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単独武者修行に出て、カナダ世界選手権の一発勝負に掛ける瀬川和正。このあとは五輪活動をサポートするSAIL COACHに所属してレベルアップをはかります。photo by Junichi Hirai

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ギリギリまで出場できない状況でしたが、直前にクルーが決まって出場。セール以外はチャーターで挑んでいる市野/長谷川。残念ながらシルバーフリート落ちです。photo by Junichi Hirai

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ロンドン五輪金メダルのニュージーランドと競る吉田/吉岡。マイアミ大会では3位を取り、チーム力は着実にアップしています。photo by Junichi Hirai

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山口/畑山は初海外遠征にもかかわらず、好成績を見せてゴールドフリート進出を決めました。吉田/吉岡を脅かす存在になるか? photo by Junichi Hirai


プリンセスソフィア杯2日目ダイジェスト。吉田愛、山口祥世のインタビューがあります。映像:デイリーセーリング

◎プリンセスソフィア杯成績
RS:X級男子 82艇参加
3. 富澤 慎(トヨタ自動車東日本) 10p
54. 板庇雄馬(立命館大学) 64p

470級男子 79艇参加
6. 松永鉄也/吉田雄悟(スリーボンド) 12p
20. 土居一斗/今村公彦(チームアビーム) 32p
30. 飯束潮吹/八山慎司(エス・ピー・ネットワーク) 43p
43. 市野直毅/長谷川孝(和歌山セーリングクラブ・横浜ゴムMBジャパン) 51p

470級女子 62艇参加
3. 吉田 愛/吉岡美帆(ベネッセホールディングス) 8p
14. 山口祥世/畑山絵里(ノエビア) 21p

レーザーラジアル級 117艇参加
35. 土居愛実(慶応義塾大学) 51p
66. 冨部柚三子(レーザー江の島フリート) 82p

レーザー級 164艇参加
85. 安田真之助(宮津高等学校・教員) 70p
161. 瀬川和正(鳥取県セーリング連盟) 149p

RS:X級女子
24. 須長由季(ミキハウス) 34p
45. 小嶺恵美 60p

49er級 74艇参加
14. 牧野幸雄/高橋賢次(トヨタ自動車東日本) 24p

ナクラ17級 56艇
45. 後藤 浩紀/田畑 和歌子(SAILFAST・チームアビーム)66p

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