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緊迫のアジア大会。日本470トップを維持

 9月27日、韓国仁川アジア大会4日目。風は弱めながらもトントン拍子でレースを進行しているディンギー部門に加えて、本日よりマッチレースがはじまりました。マッチレースに出場するのは9カ国。日本からは、今年の全日本選手権で出場権利を獲得したシエスタチームが出場します。(BHM編集部)

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風が10ノット前後まで上がった大会4日目。帆走指示書を変更して11時にスタート時間を早めたこともあり、午後2時には予定の2レースを終えて帰着しました。photo by Junichi Hirai

 大会初日からトップを守る470級の土居一斗/今村公彦は、振れる風と短時間で変化する潮に悩まされながらも首位をキープ。第9レースでカットレース(4位)を作り、第10レースではトップ回航しましたが、2回目のアップウインドで順位を落として3位に。しかし、ライバルの韓国も振るわず、その差は1点差となっています。

 また、中国と対決するラジアル級の土居愛実は、上位陣(日本、中国、シンガポール)と見ている方がドキドキするほどの接戦を繰り広げました。中国のZHANG Dongshuangは、2013年日照ワールド4位、2014年サンタンデールワールド13位の実力選手。細身ながらもしなやかでパワフルなセーリングが特徴的です。土居との差は前日と変わらず1点。大接戦で終盤戦を迎えることになりました。

 420級の小泉維吹/松尾虎太郎もマレーシア、シンガポールといった上位グループのなかで戦っています。最も得点の悪いカットレースが3点(3位)であることからも、限られた国同士の戦いだと分かります。しかし、マレーシアのボートスピードは素晴らしく本日1-1。総合2位の小泉/松尾との差は5点と前日よりも広げられてしまいました。

 これでディンギー部門全種目が10レースを終えて、残り2レースとなりました。明日28日は(マッチレース以外)レイデイのためレースはおこなわれません。順調に風が吹けば、29日に1レース、30日に1レースおこなわれる予定です。

 本日より始まったマッチレースは、総当り戦となるラウンドロビンがおこなわれました。ラウンドロビンは18フライトおこなわれる予定で、初日は11フライトまでを消化。日本は4勝1敗とまずまずのスタートを切りました。

 予選はダブルラウンドロビン(総当り戦を2回繰り返す)でおこなわれるため成績はまだ出ませんが、日本は全勝のシンガポールにつぐ結果となっています。

「ボートスピードはある。クルーワークも問題ない。落ち着いて戦えば勝てます。(敗れた)香港戦もスタートで負け不利海面を走りましたが、ボートスピードがよく追い抜ける位置までつけたところでペナルティを受けました(ダウンウインドレグで日本が後位置からバウポールを接触)。落ち着いて確実に予選を突破したいと思います」(和田大地バウマン)

 残りのスケジュールは次のようになると思われます(確定したものではありません)。日本チームの明日からの戦いにも注目です!

9月28日 レイデイ(マッチレースは予選)
9月29日 1レース(マッチレースは予選)
9月30日 1レース(マッチレースは予選終わり次第セミファイナル、ファイナル)
10月1日 マッチレースが終わっていなければ残りを実施。表彰式

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470級で1位を守る土居/今村。韓国との差は1点。残り2レースは直接対決です。photo by Junichi Hirai

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上マークを大接近で回航する1位の中国と2位の土居愛実。見ている方が緊張してきます。photo by Junichi Hirai

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ライバルのマレーシアを抑えて走る小泉/松尾。photo by Junichi Hirai

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小泉/松尾。光高校に通う2人は今年の江の島インターハイでは別チームで出場(松尾もスキッパーで出場しました)。小泉はインターハイチャンピオンです。photo by Junichi Hirai

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マリーナ建物。がらーんとしていて、上位階はまだ作られていません。部屋も作られておらず、パーテーションで区切られ、そこにジュリールームやレース本部などがあります。photo by Junichi Hirai
追記:建物は大韓航空の持ち物のようで、大会後取り壊し空港に移動して施設になるようです。(工場になるのかな?)

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J/80を使ったマッチレースが始まりました。日本からは坂本 亘、和田大地、岡本康裕、今井信行が出場します。今回は体重規定(338.6キロ)に合わせるため減量となり、和田選手は81キロまでウエイトダウン。スター級に乗っていた時は100キロを超えていたというのに。。。photo by Junichi Hirai

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選手村行きのシャトルバスを待っている土居愛実、小泉、松尾と審問を待つ土居一斗。photo by Junichi Hirai

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一般の人も観覧船に乗ってレースを見られます。観覧船というにはちょっと、なんというか、ダークな印象です。photo by Junichi Hirai

仁川アジア大会 4日目成績
470級男子 参加6カ国 10レースまで

1. 土居一斗/今村公彦 JPN 19.0p
2. KIM Changju / KIM Jihoon KOR 20.0p
3. LAN Hao / WANG Chao CHN 27.0p
4. THAMSOONTORN Navee / BUTMARASRI Nut THA 28.0p
5. KU ZAMIL Ku Anas Bin / MAZELAN Mohamad Hafizzudin Bin MAS 35.0p
6. BALLADARES Ridgely / DIMAPILIS Whok PHI 48.0p

レーザーラジアル級女子 参加8艇 10レースまで
1. ZHANG Dongshuang CHN 15.0p
2. 土居愛実 JPN 16.0p
3. CHANYIM Kamolwan THA 32.0p
4. YIN Yueling Elizabeth SIN 41.0p
5. HAMID Nur Amirah Binti MAS 42.0p
6. LEE Gyeongjin KOR 48.0p

420級男子 参加9カ国 10レースまで
1. NORIZAN Mohamad Faizal Bin / ABDUL AZIZ Ahmad Syukri Bin MAS 14.0p
2. 小泉維吹/松尾虎太郎 JPN 19.0p
3. LOH Jia Yi / YEO Jonathan SIN 29.0p
4. TSE Sui Lun / CHIK Ho Yin HKG 31.0p
5. JADKLAY Jirawat / PHETSIRI Sarawut THA 50.0p
6. DUTTA Upamanyu Gautama IND 51.0p

420級女子 参加6カ国 10レースまで
1. LIM Min Kimberly / SIEW Kiah Hui Savannah SIN 14.0
2. JAMIL Nuraisyah Binti / SALLAHUDDIN Umi Norwahida Binti MAS 20.0p
3. LEE Nakyung / CHOI Seoeun KOR 24.0p
4. 田中美紗樹/高野芹奈 JPN 30.0p
5. JIANG Xinyu / SHEN Xinyu CHN 43.0p
6. CORREA Diya Anna / ARSIWALLA Zara Khuzaima IND 50.0p

RS:X級男子 参加9カ国 10レースまで
1. WANG Aichen CHN 13.0p
2. BOONSAWAD Ek THA 24.0p
3. LEE Taehoon KOR 29.0p
5. 富澤 慎 JPN 37.0p
6. CHANG Hao TPE 56.0p

マッチレース 参加9カ国 予選11フライトまで途中
シンガポール 5勝
日本 4勝1敗
韓国 3勝2敗
マレーシア 3勝2敗

※正確な成績は大会公式サイトで確認してください。
※6レース以上で1レースの成績がカットされます。

◎17th Asian Games INCHON2014
http://www.incheon2014ag.org/

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