Loading

フリッカーカップ3位! シエスタレポート (3)

 4月7日、フリッカーカップ最終日は、11時30分からレースが始まりました。ラウンドロビン1位通過のテイラー・キャンフィールド(ISV)がわれわれを指名。一方では、スコット・ディクソン(USA)とダスティン・デュラン(USA)が戦う事になり、コングレッショナルカップ代表同士の戦いになりました。(レポート・写真/坂本亘 シエスタ)


セミファイナルへ進んだシエスタチーム一同

 セミファイナルのキャンフィールド選手とのマッチでは終始プッシュされ続けタフなマッチとなりました。しかし、2本目で意地を見せたいわれわれは、1マークでシュートしながら回航し、先行します。

 回航後、そのままジャイブしたこともあり、2艇身差を埋められてしまい、ダウンウインドで逆転され、2連敗でセミファイナル敗退となりました。接近戦ではキャンフィールド選手が、一枚上手でした。


スコット対ディランの一戦

 注目のスコット対デュランは3戦までもつれ込み、最後はスコットがペナルティーを上手く相手に与え、決勝に進みました。

 我々の3位決定戦では、スターボードエントリーを上手く生かし、終始プッシュし続けました。2上マークでミートになり、ケースになりましたがボートを上手くコントロールし、相手にレッド付きペナルティーを与えて勝利しました。

 2本目は、スターボード固めを上手くかわし、相手をプッシュしに行きますが、またも理解できないペナルティーをわれわれが取られます。

 気持ちを切り替え良いスタートを切り先行しますが、1下レグでのペナルティー解消で私がミスしてしまい、相手にパスされて負け。

 最終戦、プレスタート時に相手が強引にジャイブした際、上手くかわしペナルティーを与えます。僅差のまま1上マークを回航しダウンウインドで相手にパスされてしまいます。

 パスされても僅差で相手に食らいつき、下マークを通り過ぎるまでプッシュします。タイミング良くスピンをダウンし先に下マークを回航し勝負を決めました。

 今日はすべてタフなマッチでした。今回のG2は特にレベルが高く、さらに37フィートの6人乗りというセーリング技術が十二分に必要な大会でした。

 そのような大会を3位で終えた事は良い経験になりました。

 以下選手のコメントです。
ローリー・ジュリー「4日間のトレーニングの成果があり、最後までしっかりと戦えた。クルーワーク、ボートコントロール共に他のチームと遜色ないレベルだった。優勝したキャンフィールド選手とのセミファイナルは少し不運もあったが、トップと戦うにはもう1つ上のレベルに上がる必要がある」

今井信行「4年前、NZで参加したMRXでの経験が生かせました。事前にトレーニングできたこともあり、レースの組み立て考え方、クルワークの重要さを学びました」

 シエスタチームは、引き続きローリー選手スキッパーのコングレッショナルカップに突入します。さらにレベルが上がり、全てハードなマッチになると思います。存分に戦ってきます!


優勝のキャンフィールドチーム


フリッカーカップ成績表

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ネオネットマリン
ノースセールジャパン
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
コスモマリン
葉山セーリングカレッジ
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
VELOCITEK
エイ・シー・ティー
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
CATEGORY:  INSHORENEWS