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ラジアルユースワールド最終日レポート

 ブリスベン・レーザーラジアル級ユース世界選手権最終日。本日は陸風が吹いていて、シフティなコンディションでしたが2レースおこないました。(文・写真/高橋香 JSAFジュニア・ユース育成強化委員会)

 男子チームの平川は、ワールドで初のゴールドフリートに進出。やはり予選シリーズとは違い、レベルが高くなっているためスタートから苦戦していました。しかし、平川自身は、その状況を楽しんでいたので良い経験となったと思います。総合30位でした。

 シルバーフリートの川村は、よく海面を読むことができ今日の1レース目は3位でフィニッシュしてきました。結局川村はシルバーフリート通算で3位(総合38位)となり、ゴールドフリートに入れるレベルにあったように思われます。北村も1レース目は11位でフィニッシュしました。総合51位です。

 女子チームの村山と多田は最終レースに5位、8位と共にシングルを取れ、最終的にはシフティな海面をよく読むことができるようになったのではないかと思います。

 今大会は風に恵まれず、6日間で全7レースというレース数がきわめて少ない大会となってしまいました。しかし、その中でも日本選手たちは、それぞれ反省と課題を見つけることができました。今回の経験を糧として、さらなる精進努力を続けてもらいたいと思います。指導者の私自身も大いに勉強することができました。

 最後になりましたが、応援してくださった多くの方々に日本チーム一同心から感謝申し上げます。ありがとうございました。


風に悩まされた本大会、最後の出艇です


5位でフィニッシュした村山の上マークアプローチ


閉会式は野外パーティーでした

◎選手コメント
平川:「念願のゴールドフリートに入れて、うれしかったです。ゴールドフリートは、1個ミスをすると大幅に順位が下がる。自分が入ってみて初めて知ったシビアな面があります。レベルが高く、またまわりの選手の力が拮抗した中でレースができ、とても多くのことを得ることができました」
川村:「今回のレースは全体的にスタートが決まらず、自分のレースがしっかりできなかったことが一番の敗因だと思います。次のレースまでには、スタートを決められるよう改善していきます」
北村:「落ち着いた自分のレースができなく順位が悪かった。次からはしっかり落ち着いたレースをして、よい結果を出したいと思います」

村山:「落ち着いてレースができているときと、できていないときの差があったので、次からは全レース落ち着いたレースをしたいと思います。ISAFユースワールドではメダルを狙います」
多田:「地形とか風の振れを上手く読めず思うようにレースができませんでした。もっと練習してレースをうまくできるようにがんばります」

◎レーザーラジアル級ユース世界選手権 最終日成績
男子(19カ国71艇)
ゴールドフリート
30. 平川竜也 (25)-20-9-4-18-21-21
シルバーフリート
38. 川村岳 (30)-26-8-16-17-4-9
51. 北村勇一朗 16-14-17-31-(32)-11-24

女子(11カ国35艇)
9. 村山仁美 8-6-8-19-19-(20)-5
23. 多田緑 (26)-25-21-6-25-25-8

◎2012 Laser Radial Youth Championships
http://www.rqys.com.au/index.php/2012-world-laser-radial-youth-championship/

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