〈かぎろひ〉オンボード写真で振り返る第65回大島レース

  • 01
  • Jun

 バルクヘッドマガジン編集長のオンボードレポートです。大島レースは葉山沖をスタートして、熱海沖の初島を回航。針路を伊豆大島に向けて左回りでまわり、スタート地点の葉山へ戻る91マイルのオフショアレースです。ワン・オーバーナイトの手頃な距離でありながら、島へ渡り、潮流や島影を利用して島をまわる戦術は奥深く、さらに大島を越えて外洋に出ることから、安全、トラブルシューティングのノウハウも必要とされる、クルーザーレースの魅力が詰まったヨットレースです。〈かぎろひ〉に同乗した編集長が、写真とともに「第65回大島レース」を振り返ります。(BHM編集部)

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得意分野それぞれのプロ・アマ混成でチームが結成される〈かぎろひ〉。今回は「ヤングジェネレーション・ファースト・オーバーナイト・チャレンジ」というプロジェクトで、今年25歳になる同期の学連出身セーラー、山崎 晃、市川航平、東野竜弥の3名が大島にレース初出場、ナイトセーリングを初体験しました(彼らの体験レポートは、別途紹介します)。また、この大島レースは〈かぎろひ〉のシェイクダウンを兼ねた初レースになります。photo by Junichi Hirai

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30日午前9時50分。ナビゲーターは、トランスパック、シドニーホバートヨットレースなど外洋経験の豊富な森治彦が担当。出港前に海図をひろげてコースプランとウエザーリポートを解説します。photo by Junichi Hirai

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レーススタートは、梅雨入り前の爽やかな初夏の土曜日。葉山港の水は澄んで、日差しを避けてキールのまわりに魚が集まってきました。photo by Junichi Hirai

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30日午前10時15分。長年、本部船を担当してくれている〈デルフィナ〉。相模湾名物・大島レースは、毎年、葉山マリーナヨットクラブがレース運営を担当してくれます。photo by Junichi Hirai

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30日午前10時57分。風は北東から南風にまわり、さらに上がってくる予報です。葉山から初島まで245度、24マイル。写真はスタート直前の〈トレッキー〉(Muire40)photo by Junichi Hirai

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30日午前11時57分。初島まではクローズホールドの風。楽しいハイクアウトはレグ序盤までで、ここから一気に風が上がって30ノットオーバーに。ほぼダイレクトに初島を狙える風向でラッキーでした。photo by Junichi Hirai

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30日午後12時20分。ロングレースは長丁場。デッキ上ではポジションを変更してセーリングしますが、ワンオーバーナイト程度だとワッチを組まないチームも多いのではないでしょうか。若手選手も舵を取って初めてのロングレース・セーリングを体験しました。photo by Junichi Hirai

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編集長が感じている相模湾の色は灰色。でも、5月のこの時期の水は濁っていなくて、水中もきれいでした。photo by Junichi Hirai

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30日午後14時50分。初島を回航する名艇〈コンテッサXIII〉。相模湾の島はどれを見ても絵になります。セーラーの思いが入っているので二倍増しで印象が強くなります。photo by Junichi Hirai

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30日午後3時40分。初島から大島までの“渡り”は、南西にまわるかと思いきや、南風が長く続いてほぼクローズ、7〜8ノットで走りました。〈かぎろひ〉はジェノアのタックトラブルでセットできず、インナージブで走りました。ジェノアのタック部分は、キャビンで約1時間のソウイング(裁縫)作業で修理完了しました。photo by Junichi Hirai

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30日午後5時。伊豆大島の元町を左に見る。大島の南西・千波埼をまわるときにトップを走る〈エスプリ〉を捉えました。〈エスプリ〉には初島までに大きく差を広げられていました。走っている相手が見えず、コースが読めないロングレースでは相手艇を見つけた時の喜びはひとしおです。photo by Junichi Hirai

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30日午後6時30分。大島回航時、ジェネカーシートのシャックルを取り付けにクリュー位置まで登る伊藝プロジェクトリーダー。経験と知識を要するトラブルシューティングは、ロングレースを走るための大切なことのひとつです。photo by Junichi Hirai

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30日午後6時40分。大島東側では、爆弾吹きおろし(最大約40ノット)に襲われました。昨年は真夜中の通過でしたが、今年はまだ明るくブローラインが見える時間でよかった。写真中央でシブキをあがている部分が吹きおろしのブローラインです。photo by Junichi Hirai

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30日午後7時。40ノットの爆弾ブローではジェネカーは無理。〈かぎろひ〉ジェノアを張って大島を回航しました。フィニッシュ地の葉山へ向かいます。photo by Junichi Hirai

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30日午後7時。前方に〈エスプリ〉を見つけました。マイナスの方向(東)へバウを向けているので、周辺の風は弱く不安定であることが分かります。photo by Junichi Hirai

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30日午後7時。大島の北端、風早埼を越える頃には日も落ちてきました。風が落ちてきたとはいえ、25ノット〜30ノットのブローがコンスタントに入ってきます。photo by Junichi Hirai

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30日午後9時40分。本船航路を抜けて、相模湾へ入り、フィニッシュ地の葉山へ。フィニッシュ直前で風が弱くなりましたが、22時12分42秒(所要時間11時間12分42秒)、〈エスプリ〉に続いて2番目のフィニッシュです。早すぎる展開で日を越えずに終わりました。みなさん、おつかれさまでした!photo by Junichi Hirai

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