子供も大人も楽しめる!西宮ジャパン・オープンスキフカップ
4月1、2日に開催された「ジャパン・オープンスキフカップ」は、兄弟対決、親子対決など白熱した展開が多く見られました。大会が開催されたのは、兵庫県西宮にあるウインドワードオーシャンクラブです。(レポート・写真提供/日本オープンスキフクラス協会)
オープンスキフではU17、U15、U12のジュニア・ユースクラスに加え、オープンクラスも設けられています。日頃から現地で練習している関西の選手に加え、まだセーリングシーズンが始まっていない北海道からも選手が遠征してきました。
オープンクラスには昨年の全日本優勝の柏木南帆さんとそのお父さんで470で国体出場経験のある柏木亨さん、レーザーラジアルで国体やインターハイに出場した大学生の工藤海翔選手もエントリーし、幅広い年代が交流する大会になりました。
大会初日は風に恵まれず平均5ノットの中でスタートを切り、体重の軽いジュニア選手が有利かと思われましたが、長年のテクニックを発揮した柏木亨選手がトップフィニッシュを決める波乱の展開となりました。
2レース目では先月のOP級最終選考会で上位に食い込んだ檜垣選手がトップフィニッシュとなり、OP級のレベルの高さを見せつけてくれました。またU12ながら北海道から参加したマーズデン・コア選手がトップ1回に加え上位で手堅く順位をまとめていました。
初日は6レースを完了し、檜垣選手が2レーストップを取り暫定トップ、マーズデン・コア選手が2位でした。
2日目は初日と打って変わって平均10ノットで始まりました。2日目最初の7レースでは体重の重い大人の選手が有利と思われましたが、北海道の小林奏選手がいいスタートを切り、風を読み切りトップフィニッシュ。残りのレースは檜垣選手とマーズデン・コア選手がトップをとり、総合ではマーズデン・コア選手が優勝しました。
親子対決、兄弟対決はともに娘の柏木南帆選手と弟工藤匠海選手の勝利となりました。親子対決は4点差で白熱しておりましたが、兄弟対決は16点差と弟が圧勝しました。
2日間通して先行選手がマークを間違え、後ろの選手を困惑させる展開もありましたが、スピーディーにレースが消化されました。
レース後はオープンスキフクラス協会の諏訪会長の差し入れでピザパーティーを行い和気あいあいと各々合流を深めていました。
オープンスキフクラスは、「FUN SAILING」をモットーに大人も子供も同じ船でレースを楽しめることができます。全国のOPセーラーやヨット始めたての高校生や大学生にもおすすめで、安全にプレーニングを楽しめる艇です。
秋には西宮で全日本選手権が開催されます。また2025年には世界選手権が西宮で開催される予定です。日本開催の世界選手権でワールドチャンピオンになれるチャンスがオープンスキフにはあります。
船はフルチャーターなので身ひとつで参加できるので、ぜひ皆様のご参加お待ちしております。