冬のジュニアセーリング最大イベント「GORE-TEX New Year Regatta」（ゴアテックス ニューイヤーレガッタ）が、山口県光市のスポーツ交流村でスタートしました。12日の初日は天候に恵まれ、軽風のコンディションの中、プラクティスレース形式による海上クリニックと講習会が行われました。（文／中村健一 実行委員長）

今年も光市で開幕したニューイヤーレガッタ。今年で5回目の開催となります。初日は海上クリニックと講習会がおこなわれました。写真は講師の吉田愛、土居愛実、今村亮。photo by Kenichi Nakamura

　海上クリニックと講習会には、子供達が憧れる昨年のロンドン五輪代表、インカレ優勝、国体優勝等のトップ選手たちがズラリと顔を揃え、子供達を明るく激励、指導していました。

　講習会ではトップ選手達を代表し、吉田愛（旧姓 近藤）、土居愛実の五輪代表選手と日本経済大470級チームの今村選手の３名が講師として、子供達へのレクチャーを行いました。

　最初は緊張していた吉田愛さんも徐々に緊張も解け、自らのOP時代の経験談を語り、「OPに乗り始めた最初の頃は、コースなんか全然自分で引けなくて、上手な人の行った方について走っていました」等のエピソードを披露し、子供達も憧れのセーラーを身近に感じることができた様子でした。

　また、土居愛実さんは第１回大会の優勝者として紹介され、参加している選手たちには非常に身近な存在に映ったようでした。

　レースは13、14日の２日間行われます。トップ選手達は最終日まで滞在し、子供達とご父兄のふれあいを数多く持てることを楽しみにしてくれています。

　今回の出場者の中から、第２の近藤愛、第２の土居愛実といった選手が巣立つことでしょう。上位入賞者には豪華景品も待っているので、みなさん、がんばって下さい。

プラクティスレースの様子。写真はプラクティスAクラス優勝の小泉凱皇(がいおう）選手です。photo by Kenichi Nakamura

◎GORE-TEX New Year Regatta
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