Loading

〈だぼはぜ〉優勝! 秋晴れの相模湾で開催。J/24秋関東選手権

 10月29、30の2日間、相模湾で「J/24秋関東選手権」が開催されました。今回は関東水域からの参加艇に加え、九州からホワイトスコール(白濱オーナー)が参戦しました。(レポート/斉藤智子 だぼはぜ)

相模湾で開催されたJ/24秋関東選手権。今月末におこなわれる全日本を控え〈だぼはぜ〉が優勝を飾りました

 月光チーム2艇が北アメリカ選手権へ参加していたこともあり、全体の艇数は少なめでしたが、九州からの遠征組がいていつもと違う雰囲気となりました。

 レガッタが開催された2日間は、両日ともさわやかな秋晴れと、
平均して8ノット、最大14ノットという良い風に恵まれたコンディションでレースが行われました。海面は荒崎公園の南側にセットされ、北風(30〜50度)左右の触れを楽しめる(苦しんだ?)海面となりました。

 1日目、予定より少し遅れて第1レースが開始したものの、その後、予定していた3レースを実施。シフトと強弱のある北風に各艇翻弄され、交互に入るシフトをうまく渡れる艇が上位に残ります。

 〈だぼはぜ〉が1位-2位の順調な結果で迎えた第3レース。〈だぼはぜ〉は1上2位で回航するもスピンホイストトラブル発生!

 この数年見たことないほどの提灯状態で下マークまで走ります。
助かったのは5レグコースをセットしていただいた運営のおかげで、3本のアップウインドがあり、熊谷ヘルムスマンの艇スピードと、うまくシフトをつかみ、ヒヤヒヤしなら2位フィニッシュまで挽回。

 初日は〈だぼはぜ〉がトップ、その2点差で〈ラル〉が続きます。今回の選手権は5レース以上でワンカットとなるので、最後まで気が抜けません。

 2日目も、前日と同様のコンディションの中でのレースとなりました。この日も順調にレースが進行します。〈ラル〉は2日目を1位−2位でカットが入り6点、〈だぼはぜ〉もカット6点、カットなしで8点で迎えた最終レース。

 スタート前から〈ラル〉を意識したポジションを維持するもスタート後セパレート。1上で再会するも1艇身の差もなくクロスしていきます。

 相変わらずシフトの多い風の中、最終アップウインドで順位の入れ替わりが激しく、〈ピンクキッス〉、〈ラル〉、〈ホワイトスコール〉がトップを争っていましたが、うまくブローをつかんだ〈ホワイトスコール〉がトップフィニッシュ。

 〈だぼはぜ〉はとにかく〈ラル〉の1つでも前に入れるようにフィニッシュライン左海面で〈ラル〉を抑えます。シフトのおかげ?半艇身前に出れたアドバンテージを維持でき、〈だぼはぜ〉3位、〈ラル〉4位でフィニッシュとなり、最後までしびれる展開となりました。

 予定していた全6レースを行い、結果は、2日間を通して上位でまとめた〈だぼはぜ〉が久しぶりのレガッタ優勝です。コロナと怪我?でリハビリ状態のチーム状況で、2日間の関東選手権は非常に内容の濃いレガッタとなりました。

 次はいよいよ11月25日から和歌山で開催される全日本選手権大会です。よい風が吹きますように! 天気は良かったものの、風も冷たくなってきた中、2日間運営してくださった皆さま、ありがとうございました!

J/24秋関東選手権 最終成績
CATEGORY:  INSHOREKEELBOATNEWS