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日本、決勝最終日でさらなる上昇を!470世界選手権4日目

 10月25日、イスラエルで開催されている「470級世界選手権」決勝シリーズ2日目。現地は朝から抜ける様な青空と心地よい陽気で、気温が27度まで上がり、午後のシーブリーズに合わせ一斉に出艇していきました。(レポート/JSAFオリンピック強化委員会)

大会4日目の最終レースでトップフィニッシュを飾った磯崎哲也/関 友里恵。磯崎は2022年度の全日本チャンピオン、関は東京五輪を目標に活動していました。パリ五輪にはYAMAHA Sailing Team Rev’sとして挑戦します

 レースエリアには風向320〜330度、平均風速9ノットのシーブリーズがしっかり入り、予定通りシルバーフリートがアウターループ、ゴールドフリートがインナーループの順で始まりました。

 風速は徐々に強くなり、1マークを回航する頃には平均風速が10ノットを超えたためオスカーフラッグがポジティブとなり、艇団は激しい鍔迫り合いを加速させレースを展開していきます。

 安定した風の中、レースエリアに複雑に流れ込む潮流を把握し戦略を組み立て攻めた岡田/吉岡のセーリングが冴えました。本日行われた決勝第3レース、4レースを6位-5位とまとめ、総合順位を6位まで上げることに成功。

 また、磯崎/関は長いブランクから今大会では苦戦を強いられていましたが、決勝第4レースでは序盤の展開で集団から抜け出すと1マークをトップ回航し、リードをそのまま守り切りトップフィニッシュしました。こちらは総合順位を21位まで押し上げました。

 GER-10チームがトップに返り咲いたことや、FRA-72チームがスコアを3-3とまとめてついにベテラン勢を追い越し、2位につけたことに驚きと高揚を感じましたが、それ以上に日本チームの健闘に心躍る1日となりました。

 決勝シリーズは残すところ2レースとなりました。強豪チームがレース攻略に苦戦しスコアをまとめきれず順位を落としていく中、日本チームは今日の勢いをそのままに明日へつなげていくことで更なる飛躍が期待できます。

 明日は現地時間13時スタート予告予定です。皆様の応援よろしくお願い致します。

◎イスラエル470世界選手権 9R終了時 参加60艇
1 GER Luise WANSER / Philipp AUTENRIETH 38p
2 FRA Matisse PACAUD / Lucie DE GENNES 45p
3 FRA Camille LECOINTRE / Jeremie MION 50p
6 岡田奎樹/吉岡美帆 66p
21 磯崎哲也/関 友里恵 95p
27 髙山大智/盛田冬華 109p
35 吉田 愛/木村直矢

総合6位へ上げた岡田奎樹/吉岡美帆
潮の影響もあり大混戦の上マーク。選手たちは至近距離で回航していきます
大会4日目ハイライト映像
イスラエル470世界選手権 4日目成績 9R終了時
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