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強風、大雨の唐津。大荒れの470全日本選手権初日

 8月17日、佐賀県唐津市・佐賀県ヨットハーバーで「第51回全日本470選手権」が始まりました。今大会は77艇がエントリー。内女子チームは4艇、男女のミックスチームが18艇となっています。(レポート/日本470協会)

唐津で開幕した470全日本。東京五輪のため江の島で連続開催されていましたが、6年ぶりに開催地を変えて開催されます

 各水域の予選を勝ち抜いた選手が、北は北海道から、南は鹿児島県まで25都道府県から参加しています。大会初日は、11時から開会式が行われました。悪天候だったため、オンラインで開催し、選手のみなさんは雨を避けながらスマートフォンで視聴する形式をとりました。

 その後も雨と雷が続きAP+1を掲揚し待機となりました。雷が落着いてきたので13時40分にD旗を掲揚しシリーズが始まりました。

 第1レースは190度、8〜16ノットの風でスタート。唐津湾・高島の右海面から吹き出しました。この海面は南の風が大きく振れるのが特長で、上手くブローをつかんだ選手が上位に入りました。

 第2レースは210度、15〜18ノットと、少し風速も上がったコンディションのスタートとなりました。その後、左からのブローが入りだしたら一気に20ノットオーバーの風になり、サバイバルコンディションに早変わりです。

 さいわい波がなかったのでその後も続行し、確実な動作をした選手が上位でフィニッシュしました。大会2日目もまだ不安定な天気予報ですが、いい風が吹くことを祈ってます。

◎第51回全日本470選手権暫定成績 参加77艇 2R終了時
1 小泉 颯作/中川 大河(山口県セーリング連盟/シエスタ)3p
2 吉田 愛/木村 直矢(CABC’S GROUP/ピアソンマリンジャパン)3p
3 渡邊哲雄/田淵靖浩(SPN/千葉県セーリング連盟)4p
4 北 修紋/今村公彦(鹿児島県セーリング連盟)8p
5 杉若雄山/相馬一徳(慶應義塾大)9p
6 菅澤龍佑/長島優弥(慶應義塾大)9p

開会式はオンラインでおこなわれました。昨年度優勝の岡田奎樹/吉岡美帆がオランダへ遠征しているため、代行して小泉颯作選手がトロフィーを返還しました
スキッパーミーティングもオンラインで。選手たちはスマホを見ながら参加しました
唐津といえば呼子のイカです。本大会から新クラスとして設けられた男女ミックスクラスのメダルはイカがモチーフです
本大会の公式掲示板はオンラインのみ。公式ウエブサイトとLINEグループで案内されます。陸上待機を知らせるフラッグも手書きでアプロード
大会初日は朝から雨。雷や豪雨になる場面もあり、選手たちは出艇前からずぶ濡れです。厳しいスタートになりました
本大会の注目は2018年世界選手権470銀メダリストの磯崎哲也と東京五輪470代表の外薗潤平ペア。両選手とも日本経済大ヨット部卒業生です。初日は1-1でフィニッシュしましたが、プロテスト〜失格により成績は後退しました
大会初日は2レース実施。20ノットの強風が選手を襲い、海上は沈艇、トラブル艇が相次ぎました
初日トップは小泉颯作/中川大河。小泉は昨年度470全日本2位の実力選手。中川はシエスタチームに所属しシングルハンドからキールボートまで乗りこなすマルチセーラーです
同点首位の吉田 愛/木村直矢。東京五輪後は国内トレーニング中心でしたが、今秋から海外遠征に出発。ヨーロッパ選手権(トルコ)、イスラエル世界選手権に出場予定です
第51回全日本470選手権 大会初日暫定成績
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