“大会を実現できたことは6年生の誇り” 第65回 東医体が終わって
東日本医科学生総合体育大会(以下、東医体)は、医学部医学科の学生が参加する大規模な大会です。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2019年の開催から前年度まで中止が続きました。(レポート/横浜市立大学医学部ヨット部6年 得納一心・東医体実行委員長)
「医学部の部活」ということもあってか、活動そのものや大会参加の制限を余儀なくされる大学も多く、今年度の東医体の開催も直前まで先行きの見えない状態でした。
それでも医学生たちの東医体を開催したいという思いは強く、各競技でそれぞれ競技の特性に合わせた感染対策ガイドラインを作成し、全選手、大会運営メンバーの検査も義務付けました。それを遵守することで、感染対策を徹底することを条件に今年度東医体を開催する運びとなりました。
大会期間直前の開催決定にも関わらず、自分の力を出し切り熱いレースで魅せてくれた選手たち、スムーズな運営が実現するよう協力いただいた運営メンバーの皆様には感謝の念に堪えません。
医学部ヨット部では一般的に5年生で選手を引退し、6年生は後輩をコーチングしつつ大会やレースの運営を担当する慣例となっています。
私たち6年生は前回の東医体開催時は3年生で、多くのメンバーが東医体を経験しましたが、前年度の東医体が中止されたことで自分たちが選手として最後の東医体を迎えることはありませんでした。
しかし、今年度東医体で他の多くの競技が開催を断念する中、協力して大会を実現できた事は我々の誇りです。
長く続いてきた医学部ヨット競技の歴史に、運営メンバーとして名を刻めることをうれしく思います。
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