サンフランシスコで開幕!セールGPグランドファイナル直前
3月26、27日、アメリカ・サンフランシスコでセールGP最終戦「ムバダラ・ユナイテッド・ステイツ・セール・グランプリ」が開催されます。(レポート/ジャパン・セールGPチーム)
【ファイナリストの横転】
サンフランシスコで開催される最終戦を前に、各チームはレース艇を限界まで追い込んでいます。すでにグランドファイナル進出が決定している3チームのうち2チームがトレーニング中に横転するアクシデントにみまわれました。
総合首位のトム・スリングスビー(オーストラリアチーム)は、一昨日、湾内で横転。この事故は、セールGPで初タイトルを狙うジミー・スピットヒル(アメリカチーム)による劇的な横転に続くものでした。
セールGP最終戦は、ゴールデンゲートブリッジとアルカトラズ島の間にあるレースコースを舞台に2日間で5レース行われ、最終レースはシーズン総合チャンピオンが決定されます。
オーストラリア、アメリカ、そして日本は、日曜日のシーズン2セールGPグランドファイナルへの出場が保証されており、100万ドルの賞金を獲得するチャンスがあります。
決勝進出は逃した他のチーム(デンマーク、フランス、イギリス、スペイン、ニュージーランド)にとっては、本大会上位3チームに与えられる30万ドルの賞金を獲得し、シーズンを締めくくるチャンスがあります。
【スペインの内部紛争】
スペインは、レース直前ドライバーのフィル・ロバートソンの劇的な離脱により、ジョルディ・シャマルが今週末ドライバーとしてデビューします。
ロバートソンは、来シーズンからカナダチームへの移籍決まっており、これまでシャマルのトレーニングを行ってきた。しかし、最終戦を目前に内部分裂が起こり、ロバートソンは早々にサンフランシスコを後にしました。
【インパクトリーグ】
セールGPシーズン2のチャンピオンと同時に、日曜日には史上初となるインパクトリーグの優勝者が決まり、もう一つの表彰式が行われます。
インパクト・リーグは、サステナビリティをスポーツの本質とし、クリーンエネルギーへの移行を加速させる世界初の統合的な取り組みです。
現在、ピーター・バーリングとブレア・トゥーク率いるニュージーランドが、イギリスとオーストラリアをリードしています。
【レース中にコーチと交信】
シーズン最終戦となる今大会では、受賞歴のある世界的な放送プロダクションに新たな技術革新が組み込まれます。今回初めてチームのコーチがレース中にドライバーとライブでコミュニケーションできるようになりました。
これにより、重要な戦術的情報、気象、その他データ等をドライバーに伝えることができます。
【NEAR(ニアプロトコル)とのパートナーシップ】
セールGPはまた、レース週末に向けて、カーボンニュートラルでコミュニティ主導のブロックチェーン開発プラットフォームのリーディングカンパニーであるNEARとの複数年にわたるグローバルなパートナーシップを発表しました。
この世界初のパートナーシップにより、ファンや暗号通貨愛好家は、お気に入りのチーム、アスリート、イベントにこれまでにないカタチで参加し、アクセスすることができるようになります。
このパートナーシップの一環として、セールGPは、プロスポーツにおけるユニークなコミュニティエンゲージメントと活性化プラットフォームであるNEARプロトコル上で立ち上げられたDAOによる新チーム設立も検討します。