20ノット強風で3レース実施。葉山スナイプ全日本初日
12月9日、葉山港で「第74回全日本スナイプ級選手権」が開幕しました。大会初日は20ノット超のガストが入る強風で3レース実施。470級世界選手権銀メダル/東京五輪日本代表コンビ、磯崎哲也/外薗潤平(才全会)が2-1-1位の成績で暫定トップに立ちました。(BHM編集部)
本大会は当初8月後半に鳥取県境港で開催される予定でしたが、緊急事態宣言を受けて延期となり、場所を葉山に変えておこなわれるに至りました。本大会には全国水域予選を勝ち抜いた68チームがエントリーしています。
また、例年に比べて新チーム、他クラスからの転向組が多く見られるのが特長です。これは2022年に計画されていた日本開催・世界選手権を目標に活動をはじめたチームが加わったことが理由で、本来なら今年の全日本がワールド予選を兼ねているはずでした。
残念ながら世界選手権の日本開催は中止されましたが、選手たちは活動を継続しています。東京五輪まで470級をメインに活動してきた吉田 愛、岡田奎樹、外薗潤平、磯崎哲也、木村直矢、高山大智、田中美紗樹らも出場し、今年のスナイプ全日本選手権は例年以上ににぎやかな顔ぶれとなっています。
大会初日は北東風が吹き上がり、時折20ノットを超る強風が選手を襲いました。さらに風が逗子、鎌倉、葉山方向から吹き下ろしくるため、大きな風の振れが入るコンディションです。
大会初日トップは磯崎/外薗(才全会)が総合4点で断トツのトップ。2位松永鉄也/西島 考(才全会)も好成績で3位の平川竜也/岡田奎樹(WYC)に13点差をつけています。
本大会は10レース予定されていて、得点は4レース以上で最も悪い1レースをカット、9レース以上で2レースカットされます。大会は12日(日)まで開催されます。
◎第74回全日本スナイプ級選手権 初日成績 64艇参加 3R終了時
1 磯崎哲也/外薗潤平 4.0p
2 松永鉄也/西島 考 18.0p
3 平川竜也/岡田奎樹 31.0p
4 渡邊哲雄/齋藤浩二 33.0p
5 中島 貢/石川真吾 36.0p
6 吉田 愛/吉田雄悟 41.0p
7 杉山航一朗/佐々木一馬 43.0p
8 渡辺 駿/三輪 虹輝 44.0p
- 2022年スナイプ級世界選手権、日本開催を断念https://bulkhead.jp/2021/09/85034/
- 鳥取県境港「第74回スナイプ全日本選手権」日程変更を発表https://bulkhead.jp/2021/08/84193/