第37回アメリカズカップ・プロトコールとクラスルールを発表
11月16日、第37回アメリカズカップのプロトコール(議定書)と新クラスルールが発表されました。アメリカズカップの基礎となるプロトコールは、第36回大会の勝者であり第37回大会のディフェンダーとなるエミレーツ・チームニュージーランド(ロイヤル・ニュージーランド・ヨットスコードロン)と、チャレンジャー代表のイネオス・ブリタニア(ロイヤル・ヨットスコードロン)の合意によります。(BHM編集部)
※第37回アメリカカップの開催地はまだ発表させていません。
ここに発表されたプロトコールとクラスルールから第37回アメリカズカップ関連の要点を抜粋します。
・ボートは前回採用されたAC75タイプを使用
・バウスプリットが取り外されるため全長は75→67.5フィートに変更
・コードゼロの削除
・マスト高さ、セールプランは前回同様
・前回大会の総重量から500kg減少される
・ボートのターゲット風域は6.5ノット〜21ノット
・チームは新艇1艇のみ製造許可される
・フォイル、パーツ類の数量制限あり
・乗員は11→8名に変更
・チームは開発、テスト、マッチレース練習などを目的としたワンデザインクラス・AC40クラスを所有する
・AC40クラスは、アメリカズカップ女子レガッタ、ユースイベントで使用される。
・クルーは全員(100%)ヨットクラブ国のパスポートを所持しているか、第36回大会終了時(2021年3月17日)の時点でその国に居住していなければならない。ただし、これまでアメリカズカップを戦ったことのない新興国はのぞく
・アメリカズカップ・チャレンジャーシリーズは2024年に開催される。日程は2022年3月31日までに発表
・チームは水素駆動のフォイル・チェイスボート2艇を運用すること
・エントリー期間は2021年12月1日から2022年7月末まで(2023年5月31日までレイトエントリー可)
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