日本、フランスに敗退。国別対抗戦 eSailingネーションズカップ
10月24日、15カ国が出場する国別対抗ヨットレース「eSailingネーションズカップ」準々決勝が開催されました。初戦でアイルランドに勝利した日本は強豪フランスと対戦。日本は、女子マッチレースに勝利して弾みをつけるもフランスの厚い壁を崩すことはできず、2勝7敗で敗退しました。(BHM編集部)
9月12日に開幕したeSailingネーションズカップは15カ国によるチームレース、マッチレースを複合した対抗戦で、各国12名が出場し、49er、ナクラ17、レーザー、F50などを使って9レースで競われます。各レースには、女子、ナショナルチャンピオン、U21が出場するなど指定条件があり、フェアなフォーマットでレースがおこなわれます。
学生選手を中心に社会人が脇を固める日本はチームワークを武器にフランスと対決。対するフランスは前年度の対決で日本に敗れたこともあり、同国のトップランカーを揃るなど準備に余念がありません。
いざレースがはじまるとフランスの技術力の高さが際立ちました。日本は細かな部分でミスがあり、確実にペナルティを取られるなどで後退。フランスはひとまわり上の実力であることに疑いはなく、日本は残念ながら準決勝進出はかないませんでした。
eSailingネーションズカップは年に一度開催されるワールドセーリング主催の世界選手権です。日程は主に対戦国同士により調整され、すべてオンラインでおこなわれます。第1回大会となる202年度はイギリスが勝利しました。2021年大会決勝は11月6日におこなわれます。
『目標に向かって結束した日本チームにあたらしい可能性を感じた』
(文/松浦夏樹 日本チームキャプテン)
日本ナショナルチームは9月の初戦(フリートレース)以降、ほぼ毎晩チームレース練習を繰り返してきましたが、フランスに及ばず、準々決勝敗退となりました。
もともとフリートレースのスキルが世界でもトップレベルのフランスチームに、スター選手でもあるasere選手が加わった今年のフランスは本当に強かったです。
ただ、この数カ月の練習を通して、日本ナショナルチームに限らず練習を手伝ってくださった方々のスキルも目に見えて向上しました。
昨年、今年と続けてeSailingネーションズカップに参加することで、スキルのみならず、さまざまな年代、出身大学、艇種の方々の交流が生まれたことがなによりの財産だと思っています。
コロナで直接会うことができない中、ひとつの目標に向かってチームが結束していく様は、今の時代にあった新しい可能性だと感じました。
ぜひこれを期にeSailingに興味を持った方は、日本VRIクラブのDiscordやtwitter、Facebookへどうぞ。
そして最後になりますが、ご協力いただいたスポンサーのみなさま、連盟のみなさま、とりあげてくださったメディアのみなさま、応援いただいたみなさま、チームメンバー、サポートいただいたメンバーの方々、本当にありがとうございました。
- 日本VRIクラブhttps://jvric.gamewiki.jp/
- 日本、アイルランドに勝利!eSailingネーションズカップhttps://bulkhead.jp/2021/09/85045/
- 日本代表がeSailingネーションズカップで世界と対戦https://bulkhead.jp/2021/09/84898/