爽やかな南風で快走!45艇参加、相模湾オープンヨットレース
梅雨明けの7月18日、シーボニアヨットクラブ主催による「相模湾オープンヨットレース」が開催されました。(レポート/レース委員長 外山昌一)
東京都で再び「緊急事態宣言」が発出され、実行委員会で開催の有無を検討してきましたが、新型コロナウイルス感染防止対策に万全を期して開催を決定しました。
今年は、相模湾を中心に関東水域より、クラシック木造船や普段はレースに参加されないクルーザー艇、そしてIRC・ORCレーサーからHPR艇まで45艇が勢揃いしました。
伝統あるシーボニアヨットクラブの恒例行事に相応しく、木村理事長と外山レース委員長はブレザーを着用し、チェクインの際には全ての艇へ歓迎の意を表しました。
運営の本部艇、マークボートに乗船したクラブ会員のクルースタッフをはじめ、多くの方々のご協力のもとに無事に開催できたことを感謝申し上げます。
レースは、さわやかな南の風8ノットが入り、10時45分予告信号から3つのフリートがオールフリーできれいにスタート。
シーボニアBクラスは城ケ島釜根ブイ、その他IRC、ORC、シーボニアA クラスは城ケ島沖南西ブイを回航するコースをクローズドホールドで快調なペースで帆走していきました。
本部艇では早めにフィニッシュラインの設定を行うと、すでに釜根コースの艇がスピンを上げ爆走してきました。更に沖にも南西沖ブイを回航したスピン艇が20艇以上確認でき、海一面に広がるスピン艇の姿はコロナ禍とは思えないほど優雅で且つ健康的な光景でした。
この頃には風も12ノットを超え、タイトリーチでフィニッシュラインへアプローチした艇がブローチングしたり、更にはスピンのバースト艇も出る等、参加艇の皆さまには久しぶりのレースを思い思いに楽しんで頂けたのでないでしょうか。
コロナ禍でのレース開催と運営、また参加頂く艇の感染予防対策など、セーリング競技を取り巻く環境はさまざまなハードルがありますが、私たちシーボニアヨットクラブはこれまで通りセーリングを安心安全に楽しんで頂ける催しを今後とも関係者と連携して積極的に進めることで、海洋レジャーの一層の発展に寄与して参ります。