レッドベル杯 宮城マッチ。尾形依子、悲願の初優勝を飾る!
今回で第5回目となる「宮城Y-23マッチレース」が、7月10、11日の2日間、宮城県七ヶ浜町でY23タイプヨット6艇を使用して開催された。(レポート・写真/今津浩平 日本ヨットマッチレース協会)
集まったのは、最大参加枠がすべて埋まってしまう12チームのフルゲート。外洋ヨットのベテラン選手から学生ディンギーセーラーまで、老若男女、バラエティに富んだ顔ぶれとなった。
梅雨まだ明けぬ時期ということで、不安定なコンディションが懸念されたが、幸い、微風~軽風が吹き続ける中、初日の2グループに分けられたラウンドロビン(総当たり)と2日目の決勝ノックアウトシリーズが、ほぼ順調に進められた。
マッチレース初心者がいたことも考慮すると、むしろこの微風~軽風のコンディションは、当大会にとっては望ましいものだったかもしれない。
マッチレースの流儀が掴みきれずに困惑する場面も多少は見られたが、全体的には、スリリングでエキサイティングなマッチが展開された。
そのような熱いマッチレースシリーズを制したのは、尾形依子選手が率いる「チームテルテール」。ラウンドロビンからセミファイナル~ファイナルまで、8戦全勝というパーフェクトスコアにて、当大会がうたい文句としている「宮城県ナンバーワンセーラー」の座を勝ち取った。
なお、尾形選手は、当マッチレースには初回大会から皆勤賞で参加しているが、過去の戦績は、3位、2位、2位、2位。5回目の挑戦にして、悲願の初優勝となった。
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