南米南端ケープホーン通過。世界一周ヴァンデ・グローブ最終章へ
1月2日、ヴァンデ・グローブで首位を走るヤニック・ペスタベン〈Maître CoQ IV〉が南アメリカ大陸南端のケープホーン(チリ・ホーン岬)を通過、世界一周ヨットレースは再び大西洋に入りました。(BHM編集部)
ヤニック・ペスタベンはスタートしてから56日目にホーン岬の南85マイル沖を通過しました。残す距離は7000マイル。これからアルゼンチン、ブラジル沖を北上し、再び赤道を通過。進路をフィニッシュ地のレ・サーブル・ドロンヌ(フランス)へ向けて走ります。
2位のチャーリー・ダリン〈APIVIA〉との差は約160マイルですが、ヤニック・ペスタベンはケビン・エスコフィエ〈PRB〉の捜索(11月30日に浸水のため艇体放棄しライフラフトで脱出。救助に向かったジャン・ル・カム〈Yes We Cam!〉に救助された)のために費やした時間(10時間15分)の救済時間が与えられます。
現在22位の白石康次郎〈DMG Mori Global One〉はニュージーランド沖を通過し、南太平洋レグの中盤を走っています。新年を迎えた白石選手のビデオレポートでは、「(2021年は)光の年にしたいです。元気よく明るく前向きに、一歩一歩進んでゴールして、みんなと祝杯を上げたいと思っています」とコメントしました。
◎ヴァンデ・グローブ上位成績 1/2 時点
1 Yannick Bestaven〈Maître CoQ IV〉7078.33 nm from the finish
2 Charlie Dalin〈 Apivia〉159.27 nm from the leader
3 Thomas Ruyant -〈 LinkedOut〉458.75 nm from the leader
4 Damien Seguin〈 Groupe Apicil〉506.87 nm from the leader
5 Benjamin Dutreux〈 OMIA Water Family〉638.28 nm from the leader
- ヴァンデ・グローブ(現在位置 トラッキング)https://www.vendeeglobe.org/en/tracking-map