ヴァンデ・グローブがスタートして１カ月が経ちトップグループはインド洋を東へ、オーストラリア南西へ向かって走っています。トップを走るのはチャーリー・ダリン〈APIVIA〉。２位には250マイル離れてトーマス・ルヤント〈LinkedOut〉がつけています。（BHM編集部）

　現在出場する33艇中５艇がリタイアする中、第３グループにいる白石康次郎〈DMG MORI Global One〉は、南アフリカ・ケープタウンの手前を走っています。ケープタウンの喜望峰を越えるまであと数日といったところでしょうか。

◎ヴァンデ・グローブ上位成績　12/8時点
1 Charlie Dalin〈APIVIA〉14,974.5 nm from the finish
2 Thomas Ruyant〈LinkedOut〉 253.18 nm from the leader
3 Yannick Bestaven〈Maître Coq IV〉 366.76 nm from the leader
4 Louis Burton〈BUREAU VALLEE 2〉386.64 nm from the leader
5 Benjamin Dutreux〈OMIA – WATER FAMILY〉 445.03 nm from the leader

　また、スタートから１カ月経過し、大会実行委員会は、コロナのため多くの制限の中ではじまったヴァンデ・グローブが、例年の以上の盛り上がりを見せていることをデータで発表しました。

・フランス人のほぼ２人にひとりが（49％）がヴァンデ・グローブをフォローしている（ODOXA – RTL – WINAMAXのバロメータによる）。これはツール・ド・フランス、全仏オープンよりも多い数字。

・スタートの様子は41チャンネル、世界190カ国で放送された（2016年は33チャンネル、177カ国）

・フランスでは13局でライブ放送され、L’Equipe TV、フランス3、BFM、LCIで合計410万人が視聴した。

・海外では28放送局（イギリス、スイス、スペイン、ドイツ、日本）で放送された（2016年は21放送）。

・レースと同時進行でおこなされているバーチャルレガッタに97万5千人が参加（2016年は45万6千人）。

・学校教育で4354クラスの授業で取り上げられた。子どもたちの教育を目的にするヴァンデ・グローブ・ジュニアのサイトには22万人（1日平均6000人）が訪問した。

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