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極寒&激戦!葉山モスウインターレガッタ2020レポート

 12月5、6日に毎年恒例のモスウインターレガッタが葉山沖で開催されました。2日間ともに10ノット前後の北風で合計8レースおこなわれ、後藤選手と行則選手が同点、タイブレークで後藤選手が優勝しました。(レポート/行則啓太、写真提供/レース委員会)

葉山沖で2日間おこなわれたモスウインターレガッタ。2日目は晴れて最高のフォイリング日和に。運営の皆さん、ありがとうございました

 レース初日は朝から生憎の雨模様。15ノット前後の北からの冷たい風が吹き、気温は7度、まさに真冬並みの寒さでした。スタート時刻ギリギリまでクラブハウスで暖を取り、予告信号時刻の5分前にやっとこさ出艇していきます(この風であればフリーの速度は25ノット前後、スタートラインまで3分で着きます)。

 しかしながら、海上は海水温との気温差で気嵐(けあらし)が発生しており、上マークどころか50メートル先の他のヨットも見えません。この状況でレースを行うのは危険と判断し、すぐにハーバーバックしました。

 正午を過ぎると雨風が落ち着き、霧も晴れてきたので再度出艇。5~10ノットの北風で2レース実施しました。この日は、普段東北地方で練習していて寒さに強い行則選手が、オールトップの意地を見せました。

 2日目は朝から10ノット前後の北東風がコンスタントに吹いていました。6レース中、後藤選手が5レースでトップを取り、最終的には2位行則選手と同点。トップの数で後藤選手に軍配が上がりました。

 また、成績表ではわかりませんが、全体として日本モスフリートのレベルは日に日に上がっているように感じます。私含め、これからの益々のレベルアップが楽しみで仕方ありません。

 最後にお知らせです。2020年10、11月に日本モス協会の主催でWASZPを使ったフォイリングチャレンジを全国6か所で開催しました。全国の高校生・大学生約70名が参加して初めてのフォイリングボートに苦戦しながらも、皆さんフォイリングの魅力にどっぷり浸かっていたようです。

 本協会ではこれからも、今回のようなイベントを開催していきます。速そう、楽しそう、もう一度挑戦したい、などなど、動機はなんでもOKです。

 この船に乗れば、普段自分の乗っているクラスが簡単に感じるようになるかもしれません。みなさんの沢山の参加をお待ちしています。もちろん、モスに挑戦していただくのもウェルカムです。

モスウインターレガッタ2020 最終成績

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