インターポートレガッタ2日目は朝から強風のため陸上待機に。しかし風の勢いは落ちそうになくこの日はキャンセルとなり、残すは最終日のみとなりました。（文・写真／関西ヨットクラブ）

関西ヨットクラブ（KYC）チーム一同

　最終日はレースフォーマットを変更し、1回の総当たりの後、決勝（順位決定戦）が行われることになりました。KYCは4勝でトップとはいえ、3勝しているシドニーと香港に負けると決勝に進む事ができなくなります。風が安定しない中、この日の第1レース香港戦のレースは始まりました。しかし初日と違い、難しいコンディションの中、KYCチーム各艇はあまり走りが良くなくありません。このレースを落とし、もう1敗もできない状況になりました。

　次戦でバンクーバー戦に勝利したものの、最後のシドニー戦で完敗し残念ながら決勝には進めず、3、4位決定戦に進むことになりました。順位決定戦ではバンクーバーに2連勝し関西ヨットクラブチームは3位でインターポートレガッタを終えました。優勝は地元のロイヤルシドニーヨットスコードロンが勝ち取りました。

優勝　Royal Sydney Yacht Squadron（オーストラリア）
2位　Royal Hong Kong Yacht Club(香港)
3位　関西ヨットクラブ
4位　Royal Vancouver Yacht Club(カナダ)

　レースは終了し、KYCチームは3位という悔しい結果に終わりましたが、メンバーたちはこのシドニーでのレースを存分に満喫し、楽しむ事ができたようです。

　また今回のホストクラブ、ロイヤルシドニーヨットスコードロンのホスピタリティーは大変すばらしく、毎日のように開催された楽しいパティーや格式高い表彰式では他クラブの方々との親睦をおおいに深める事ができました。

　表彰式ではKYC澤田チームキャプテンから感謝のスピーチとRSYS150周年へのお祝いの品、KYC鈴木理事長からのメッセージがロイヤルシドニーヨットスコードロン、コモドアのMalcolm Levy氏に直接贈られました。

　このドラゴン級インターポートレガッタはヨットクラブ間の交流や他のヨットクラブライフに触れられる事が、レースを行うのと同様に大変意味のある事に思えます。次回大会は、関西ヨットクラブがホストクラブとして開催される事になっています。

• ツイート