岡山牛窓で開催、レーザー全日本マスターズ
今年の全日本レーザー級マスターズ選手権は、岡山県の西部・瀬戸内市の牛窓ヨットハーバーで繰り広げられました。大会2日前から待ちきれず「早く来てしまいました」と照れ笑いしながら一番乗りしたのは、江の島フリートの堀内選手です。さっそく艇を浮かべ海面調査。大会数日前までの風はどこに消えたのか、牛窓湾は無風〜1.5メートル程度で、「風がないですね」と苦笑いを浮かべ練習終了となりました。(レポート・写真/入澤英伸 レーザー岡山フリート)
この時期の牛窓は風が吹かないことが多く、さらに今大会は大潮にあたり、潮と微風による大会になることは想定内でしたが、やはり大会当日も微風コンディションでした。
さて、20名ほどの選手は前日夕方までに到着し、うす暗くなる頃には酒盛りスタート。後から到着した選手も「参加していいですか〜!」と続々と前夜祭参加者が増え、自己紹介や各地のフリートの情報交換が行われ、これもマスターズならではといった楽しみでしょうか。
大会初日の開会式では、岡山フリート与田選手による選手宣誓がおこなわれました。与田選手は国体を間近に控え、前哨戦として大会にのぞみました。天候晴れ、気温35度、風速1.5〜2メートルの微風。風軸が大きく振れまくり、なかなかレースがはじめられず、予定より約1時間半後、やっと第1レースがスタートしました。
潮と微風で近めに設定された上マークになかなかたどり着けず1上は大混戦です。各選手いらいらと我慢の“神経戦”が繰り広がられ、初日は3レースで終了しました。スタンダードクラスは与田選手、ラジアルクラスは森岡選手といずれも地元岡山選手が上位確保です。
夜は、お待ちかねのレセプションパーティーです。今回はライブを中心にしたステージ構成で、最初は牛窓をモチーフにした曲で活動しているmarcoさん。代表曲“牛窓デート”のバックは満月の牛窓湾。大潮=満月(新月)。満月から延びる海の道が演奏に花をそえました。ライブ後半はシルビア率いる“おねえさんがいっしょ”。ボサノバなど南米サウンドを中心に、歌と踊りのステージで、選手とステージ一体となり盛り上がりました。
さて2日目。レーススタート時刻の10時にはすでに30度を超える暑さで、各選手は万全の暑さ対策を施してレース海面に。航路を避けるためこの日も前島/黒島付近にコースを設定してレースがスタートしました。2〜2.5メートル程度の微風の中、島を駆け抜ける複数方向の風に神経を配りながらのレース展開です。
右や左から入ってくる微風ブローで順位も刻刻と変わる中、大会を制したのは、スタンダードクラス地元岡山の与田選手。ラジアルクラスは東京ベイフリートの佐藤潔選手。佐藤選手へのチャンピオンラダー授与を兼ねた記念撮影で、大会は幕を閉じました。来年のマスターズは浜名湖で開催されます。
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