やった!西居/杉浦、マスターズ6位入賞!
スペイン・スナイプマスターズ最終日は予定の2レースを行いました。コースはソーセージ、マーク設定90度、風速4〜6ノット、風向は85〜100度でした。マーク設定に対してコース右寄りから風が入り、風軸も右に振れて行くと予測されましたが、そう簡単にはいきません。(文・写真/前田弘樹 エス・ピー・ネットワーク)
第1レースの1上マークを、西居/杉浦と渡部/前田がシングル回航するも風を上手くつかめず、順位を徐々に下げてしまいました。西居組14位、渡部組19位。大津/植田と増田/林(昨日からクルーの交代で谷口選手から、林 耕太郎、30歳、富士通ヨット部へ変更しています)は、スタートでは出れているものの、コース展開に悩まされて、それぞれ33位と36位でフィニッシュ。
続く第2レース目は、コースソーセージ、マーク設定120度、風速6〜8ノット、風向は110〜140度までで、風軸が右に振っていく状況でした。スタートはイーブンでしたが、西居組、渡部組、大津組は風上からのスタートを選択して右海面へ。大津組、西居組、渡部組は1上をシングルで回航。
西居組と大津組は順位をキープして5、6位フニッシュを決めました。渡部組はコース取りでのミスが響き19位でフィニッシュ。増田組は途中では20位程まで順位を上げていたものの風に翻弄されてしまい30位フィニッシュ。
予定の7レースが全て終わり、日本チームの最高順位は、西居/杉浦が総合6位と日本のOJISANパワーを世界へ見せつけてくれました!
今大会は、マスターズの名称がついていますが、セーリングレベルは若い世代のセーラーに負けない位の実力のある選手達が多くいました。特に驚いたのがブラジルのチームで、79歳の女性がスキッパーをしていたことです。年齢だけではなくセーリングスキルもあり驚愕しました。
わたしたち日本人セーラーも年を重ねてもヨットを続ける事は可能だと思います。ぜひともスナイプマスターズワールドに挑戦してみてはいかがでしょうか? 2年後のスナイプマスターズワールドは日本開催が予定されているとのことです。マスターズワールドでいっしょに戦いましょう!
優勝したアメリカのオーギー・ディアス。スナイプ級のワールドチャンピオンであり、世界を代表する名セーラーです
◎2012 SNIPE MASTAR WORLDS 最終成績
6位 西居基晴/杉浦博之 17-5-7-6-30-14-5 54点 ※ジュニアクラス4位
15位 渡部洋介/前田弘樹 6-18-20-5-78(OCS)-19-19 87点 ※マスタークラス3位
19位 大津雅隆/植田勝則 27-13-12-26-62-33-6 117点 ※ジュニアクラス12位
44位 増田潔/谷口博幸/林耕太郎 58-35-33-62-65-36-30 254点 ※マスタークラス12位
スナイプマスターズ最終成績(PDF)
◎2012 SNIPE MASTAR WORLDS
http://www.snipespain.es/portal/index.php?option=com_content&task=view&id=191&Itemid=127
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