軽風のスペインムルシア。マスターズ2日目
スナイプマスターズ世界選手権2日目。スペイン・ムルシアは、いつもの気候に戻り、朝はベタ凪、昼からシーブリーズが入る傾向となりました。スタート時刻を少し延期して1レース目スタート。1レース目のコースはソーセージで、マーク設定は90度、風向は、昨日と似ていて90度から120度ヘ変化していき、風速は6ノット前後です。(文・写真/前田弘樹 エス・ピー・ネットワーク)
スタート後、上マークが2回変更されるほど風軸はどんどん右へシフトして行き、上マークは1上90度設定ででしたが、3上に行く時には120度まで変更されていました。1上は左海面の艇団が伸びて、日本の全チームは1上をシングル回航してよい出だしでしたが、そこら風のシフトに合わせる事ができずに苦戦を強いられていました。風の軸は右に触れていくものの、右展開が全てではなく、逆に少しの触れ戻りの風も拾わなければ前を走る事はできません。
2レース目もコースはソーセージ。風はさらに右に触れて、マーク設定140度で、風速8ノット前後でスタートしました。スタート直前まで風軸が定まっておらず、むずかしいコースプランとなりました。
右に風が振れていくイメージがありましたが、風軸は止まっていて1上は左が伸びる展開。2上はイーブンで、3上は風軸が左に戻りだしたため、左が伸びる展開と風を読むのに苦労する海面でした。
日本チームでこの海面を攻略したのは、西居/杉浦で風のシフトを上手く捕まえ、クローズではがまん展開、ランニングでは他艇を出し抜く走りをして、今日の成績をまとめ安定した走りをしていました。
大津/植田は2レース共に10番前後で1上はシングルを走っていいるもののそこをキープする事が出来ないものの我慢の走りをしています。渡部/前田は風を上手く掴む事ができず、10番後半の結果となっており良い走りができていません。
増田/谷口は1レース目の1上を3番で回航するもそのポジションをキープできずに順位を落とす展開となっており、両レース共に苦戦を強いられています。
明日からレース後半戦が始まります。さらなる上位を目指して日本チームはがんばりたいと思います!
◎スナイプマスターズ2日目成績(PDF)
◎2012 SNIPE MASTAR WORLDS
http://www.snipespain.es/portal/index.php?option=com_content&task=view&id=191&Itemid=127
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