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【ソフィア杯】プリンセスソフィア杯で日本が2つのメダルを獲得

 バルクヘッドマガジン編集長は、スペイン・マヨルカ島から日本へ戻りました。プリンセスソフィア杯の日本勢は、470級女子で金メダル、男子で銅メダルを獲得する活躍を見せました。(BHM編集部)

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セレモニーの最後におこなわれる金メダリストだけが壇上にあがる名誉ある集合写真。photo by Junichi Hirai

 4月7日まで開催されたプリンセスソフィア杯で、吉田愛/吉岡美帆(ベネッセ)が優勝、磯崎哲也/高柳 彬(SPN/日本経済大)が3位入賞を果たし、日本に2個のメダルをもたらしました。

 編集長が海外のヨットレースを取材するようになって、約15年が経ちますが、五輪種目の欧州大会で日本選手が表彰台にあがる場面を撮影したことは、そう多くありません。

 日本選手が勝つ、日本選手が表彰される、というシーンは、胸を熱くするものがあります。みなさんもこのニュースを聞いて興奮したのではないでしょうか。

 プリンセスソフィア杯の表彰式は、夜8時からパルマ大聖堂の屋外セレモニー会場でおこなわれました。格式あるセレモニーで優勝トロフィーを掲げる日本選手の姿は、誇らしく、このような光景を次の大会でも見られるのを期待してやみません。

 次回のオリンピック系ヨットレースは、4月後半にフランスで開催されるW杯イエール大会です。バルクヘッドマガジンは現地からレポートするので、おたのしみに!

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吉田家族と吉岡美帆。photo by Junichi Hirai

吉田 愛
「(プリンセスソフィア杯で)優勝するのは初めて。ターニングポイントになったのは、メダルレース前日の軽風の2レースで、上位チームが順位を落とす中、自分たちは崩さずに踏ん張れました。この大会は、自分たちのなかで重要な大会に位置づけています。冬の間(約3カ月)を練習して、その成果を試すという流れはオリンピック本番と同じ。この大会に向けて自分たちのピークを持っていく、という(五輪を想定した)練習をしてきたので、良い成績を残せてよかったです」

吉岡美帆
「メダルレースは、限られた選手との戦いでしたが、シフトや風の強弱があって単純に押さえれば良いだけではなかった。相手を意識しながら、風をちゃんと拾っていくことが大切な戦いでした。レース中、(ライバル艇に前に行かれる)危ない場面もありましたが、相手を冷静に見られて、得点を計算しながらレースできました。あわてることなく戦え、優勝できてうれしいです」

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表彰台でトロフィーを受け取る磯崎哲也/高柳 彬。photo by Junichi Hirai

磯崎哲也
「今年のプリンセスソフィア杯は、去年よりも圧倒的にレベルが高くなりました。そのなかで3位を取れたことは、現時点として良かったと思います。メダルレースは3位にあがるための戦いを心がけました。風のシフトが大きかったので、スタートで出てファーストシフトをつかみ、他艇よりも有利なポジションを取るという戦い方です。それが結果に結びつきました」

高柳 彬
「昨年よりも厳しい戦いになりました。ミスをすると順位を落とすというシビアな戦いの中で、当然ミスしないことを目標に毎レース挑みました。この大会で感じたことは、レース中に順位を落とした時に、トップセーラーは必ず上げていくことができる。自分たちも(順位が)下からでも上がっていけるような戦い方を身につけたい」

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最も得点の少ない最優秀選手に与えられるプリンセスソフィア杯は、マット・ベルチャー/ウィル・ライアンが授与されました。photo by Junichi Hirai

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表彰セレモニーがおこなわれたパルマ大聖堂。来年は50回記念大会となり大規模なイベントになるようです。photo by Junichi Hirai


プリンセスソフィア杯最終日ハイライト。映像提供:レイラインメディア

49th Trofeo Princesa Sofia
http://www.trofeoprincesasofia.org/

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