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全日本インカレ個人選スナイプ級 展望と解説

 生(なま)ちゃんの登場で大いに盛りあがる「全日本インカレ個人戦・展望と解説」。後半はスナイプ級を対談形式で紹介します。全日本インカレ個人戦は明日8月31日から3日間、愛知県蒲郡・海陽ヨットハーバーで開催されます。バルクヘッドマガジンは、全日程を現地から取材レポートします。おたのしみに!(BHM編集部)

スナイプ級
生「昨年は、大本命の同志社・西村秀(中村三陽・4年)が、まさかの敗戦。鹿屋体大の鈴木章央(碧南・3年)/久保風太(鎌倉学園・3年)が優勝してビックリしましたね。」

外「たったの3レース実施なのに1レースカット、という何とも変則的なカウントルールが影響しましたね。特に鈴木/久保のカットレースはDNFですから。西村にとっては何とも不運でした。1年の時はともかく、2年以降は常に優勝候補に名前があがりながら未だにこのタイトルを取れていない。今年も、彼の最大の『敵』は、誰が相手というよりは、その『運』。スタート前に蒲郡のレース海面を見下ろす弘法大師像をよ〜く拝んでおくことだな」

生「ははは、今年は全8レース予定で3レース完了でシリーズ成立。カットは6レース成立以降のようですね」

外「この数年に限っても、カットレースがあったりなかったり、得点方式もボーナスだったり低得点だったり。昨年なんか、カットレースなしでやった時の「反動」なのか、何でオカシナことにしたんでしょうかね? どちらにしても、このレースの「権威」を保つ意味でも「ルール」は、はっきりとして固定して欲しいものだ」

生「確かに、いつも蒲郡開催なのにおかしいですね。今年はまぁ〜(システムとしては)妥当ですが。ところでレースの方は、西村君が大本命なのは当然ですが、日大も黙ってはいないでしょう? また、長崎総科大の古賀君も九州では圧倒的な強さ、かなり気になります。最後に、470と同様にシルシと寸評をお願いします」

外「シルシと寸評は以下の通り」

◎・・・・西村/中川(同志社大)
〇・・・・鈴木/薄田(鹿屋体大)
▲・・・・若竹/末繁(関西学院大)
△・・・・柳沢/岡本(立命館大)
△・・・・加藤/三ツ木(早稲田大)
△・・・・古賀/森本(長崎総科大)
△・・・・江藤/境 (福岡大)
△・・・・井嶋/塩谷(日大)
△・・・・横田/船橋(明治大)
△・・・・西宮/町田(日大)

外道無量院の寸評
 昨年、「大本命」視されながら不可解なカウントルールに泣いた西村秀がいよいよ最後のチャンス。このまま「無冠」では卒業できまい。迷わずに西村/中川(延暦寺学園・1年)を本命とする。対抗はその西村を昨年の強風下で破ったディフェンディングチャンピオン・スキッパー・鈴木章央に敬意を払って鈴木/薄田(新潟高志・3年)組に重いシルシを打った。今年はスキッパーに転向した久保風太の代わりに女子の薄田成美と組んで2連覇に挑戦する。昨年の優勝がフロックでなかった事を証明できるか。単穴は「無し」にする事も含めて悩んだ。しかし、熟慮の結果、関関同立戦や水域大会での成績から、若竹(別府青山・4年)/末繁(別府青山・3年)とした。

 以下はほとんど差がなく、各校のエース艇が上位争いを展開してくれるだろう。特に、ここに全てをかける長崎総科大の古賀(長崎工・2年)/森本(1年)(古賀スキッパーの父は、長崎県連やスナイプ級協会の重鎮)や、すでに終った水域インカレ団体で470が落選し、名門福大の期待を一身に背負って登場してくる江藤(嘉穂・4年)/境(龍谷・1年)の走りに注目したい。関東勢は、470から転向した日大の井嶋(霞ヶ浦・2年)があっさりと水域個選で優勝するように、既成勢力が今ひとつ伸び悩みなのか? 早稲田の加藤(海津明誠・4年)や明治の横田(藤沢西・3年)など、経験と実績のあるスナイパーの復活・活躍に注目したい。

生「先ほどと同様、私は穴予想で・・・」

◎井嶋/塩谷(日大)
〇西村/中川(同志社大)
▲古賀/森本(長崎総科大)
注西宮/町田(日大)
※あとはほぼ同意見です。

なまちゃんの寸評
 西村君を破るとしたら、次の3チームだと思っている。
井嶋艇…470から転向したが、いきなり関東個選では優勝。実力ある所をみせた。弟は高校でブレイクしている所もあり、良いところを見せたいと思っているだろう。優勝は可能である。

古賀艇…先日の九州インカレで個人成績1位と圧倒的な強さを見せている。これは外せない。

西宮艇…もともとうまいのだが、クルー次第という欠点がある。しかし、町田(1年・大島海洋国際)と乗り始めた所、関東個選準優勝、また町田は、先日の関東女子インカレで持田由美子(2年・磯辺)のクルーとして優勝と、何かを持ってるような気がする。私の予想はまだまだ甘いが参考にして頂きたい。

生「外道さん、今回は対談に加えて頂いてありがとうございました」

外「こちらこそ、ありがとう。私の予想より貴殿の予想が結果に近ければ私はめでたく引退だな…。何よりも後継者ができてうれしい限り」

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