山村太郎/吉田向志が優勝!稲毛で開催、テーザー級全日本選手権
10月21、22日に「2017年度テーザー級全日本選手権」が稲毛ヨットハーバーで開催され、芦屋・大阪北港・浜名湖・江ノ島・葉山・稲毛の各地から27艇が参加しました。(レポート・写真提供/日本テーザー協会)
2日間予定されたテーザー全日本。荒天により2日目は中止に。合計4レースをおこないました
21日は4レースを行い、22日は台風21号接近に伴う大雨と強風のため、レースがキャンセルとなりました。優勝は地元稲毛の山村太郎・吉田向志組です。
テーザークラスでは、今年7月から8月にかけて愛知県蒲郡市で世界選手権が開催されました。過去に世界選手権を日本で開催した際は世界選手権と全日本選手権を兼ねて開催していたため、ワールドイヤーに別立てで全日本選手権を開催するというのは、テーザー協会として新しい試みです。
そのためか、世界選手権で熱が高まり新艇を購入して挑んだチーム、海外セーラーと戦ったことで見つけた課題を克服すべく練習して挑んだチーム、ワールドで燃え尽きた気持ちを再び呼び起こすきっかけとして参加したチーム等、この大会に期する各チームの想いは様々だったようです。
また、オランダから日本が大好きなコンスタンティン・ウド選手が(世界選手権に引き続いて)参加し、大会を盛り上げてくれました。
初日、台風の影響で朝から雨が降っていたものの、朝からレースには適した4m/s前後の風に。しかし、陸風のため強弱や振れが細かく入り、また、降り続いた雨の影響で増水した川の流れも影響する難しいコンディションでした。
第1レースは、レース前半でトップに出た山村・吉田組が、順位を守り1位でフィニッシュ。本吉・三苫組、伊藤・本吉組が続きました。第2レースは、地元稲毛のベテラン田中・田中組が1マークを1位で回航するものの、伊藤・本吉組が粘り強い走りにより、田中・田中組を抜き1位でフィニッシュしました。
第3レースは、10年前に同じ稲毛で行われた全日本選手権優勝の軽部・軽部組が1位を獲得。第4レース、山村・吉田組が1位で1マーク、2マークを回航するものの、長嶋・高橋組が3マークでは1位を奪い取り、そのまま順位をキープし1位でフィニッシュしました。
おこなわれた4レースは、いずれも40分から50分。しっかりハイクアウトが必要になるコンディションの中、予定していたレース数をテンポよく実施できました。
大会2日目、台風の影響により朝から強い雨が降っており、一時はレース開催を目指し準備を進めていましたが、準備中に「時折吹く突風が海上では17mを超えている」との報告があり、レース委員会は以降のレース中止を判断しました。
結果、毎レース違うチームがトップとなる難しいコンディションの中、1-4-2-3と安定した成績を残した山村・吉田組が総合優勝を決めました。総合2位は伊藤・本吉組、総合3位とマスタークラス優勝は本吉・三苫組、グランドマスタークラス優勝は田中・田中組、スーパーグランドマスター優勝はウド・前田組となりました。
次の公式戦は、2018年3月11日 に江の島ヨットハーバーで開催されるミッドウィンターレガッタです。レース公示は日本テーザー協会のホームページ( http://tasarjapan.org/ )に掲載する予定です。ワールドで新しい仲間も増えて盛り上がっているテーザーに興味のある方のご連絡をお待ちしております!(publicity※ tasarjapan.org 。※を@に代えて)
3位(マスタークラス優勝)、本吉譲治/三苫稔尚(江の島フリート)
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