高橋・杉浦組が優勝!葉山テーザー級スプリングレガッタ
4月29、30日、葉山港で2017年度の公式戦の幕開けとなる「スプリングレガッタ」が開催されました。ゴールデンウィークということもあり、芦屋・大阪北港・浜名湖・江ノ島・稲毛・葉山・仙台から35艇が集まりました。(レポート・写真提供/日本テーザー協会)
初日は出艇前から南風が吹き上がることが予想され、昼前には無風に近い状態となったものの、13時過ぎから予報通りの強風コンディションとなりました。
第1レースは、まだ風も吹きがっておらず、南風4m/sの気持ちの良いコンディションの中でスタート。艇団が左右に大きく分かれるなか、中央でシフトに合わせながら振れタックで先行した高橋/杉浦組が僅差でトップ回航し、猛追する佐藤/村岸組を押さえフィニッシュ。
第2レース、予報通り風が吹きあがり、南風10m/s前後のコンディションの中スタート。風と同時にうねりも大きくなり、クローズでは選手たちを大いに苦しめます。
上マークトップ回航は、佐藤/村岸組で、続いて高橋/杉浦組。リーチングでうまく波に乗った高橋/杉浦組は逆転し、そのままトップフィニッシュ。
多くのリタイア艇が出る中、小学生2人がクルーの長谷川親子チームは13位で堂々フィニッシュ。子供たちは大きな波が怖かったようですが、最後までがんばって走り抜きました。強風を得意とする長谷川父は、安定感のあるハンドリングで安全に着艇。この様子を目の当たりにした周囲から称賛の嵐でした。
この日、終始デッドヒートを繰り広げた高橋/杉浦組と佐藤/村岸組ですが、フィニッシュ後には走らせ方やセッティングについて情報交換し、お互いに大変収穫の多いレースだったようです。トップ選手が惜しみなく情報交換してお互いにより速くなろうとする姿は、テーザーならではの雰囲気だと言えそうです。
2日目も、前日同様の南風の中3レースが実施されました。
第3レースは、5m/sぐらいの順風コンディションの中スタート。佐藤/村岸組が第1マークから独走し、そのまま順位をキープしてフィニッシュ。3位には軽部夫妻組、4位には紙夫妻組と、夫婦パワーが光るレースとなりました。
第4レースは徐々に風が強まり、10m/s前後の中スタート。風が左右に大きく振れるコンディションで、下から出た高橋/杉浦組が左からの強いパフを捉え、そのままトップフィニッシュ。
第5レースは風と大きなうねりがさらに強まり、ハンドリングが難しいコンディション。レースをするごとに細かなセッティングの調整で艇速を上げた佐藤/村岸組が貫禄の走りで上マークからトップを守り抜きトップフィニッシュ。
総合では、高橋/杉浦組が僅差で優勝。2位は佐藤/村岸組、3位は伊藤/本吉組という結果でした。ワールド本番まで残り3か月。オールジャパンでしっかりとレベルアップできるように情報交換をし、今度のワールドのキャッチフレーズである「求む!日本人チャンプ!」をクリアできるようにみんなでがんばろうと誓い合い、レガッタを終えました。
次のレースは、5月28日に江の島ヨットハーバーで開催される「アーリーサマーレガッタ」です。前日には3月に開催して好評を博したプロセーラー本吉夏樹氏によるクリニックを実施予定です。
http://tasarjapan.org/index.php/events/racej/184-2017earlysummer
2017年7月30日~8月6日には愛知県蒲郡市の海陽ヨットハーバーで日本では8年ぶりとなる「テーザー級世界選手権」を開催予定です。大会ウェブサイトは下記となります。
◎蒲郡テーザー級世界選手権
http://tasarworlds2017.org/
蒲郡で開催される世界選手権まで残り3カ月弱。がんばっていきましょう!
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