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アジア勢奮闘、ロンドン五輪3日目成績

 7月30日、ロンドン五輪は3日目を迎え、これまでの競技に加えて、ウインドサーフィンのRS:X級男女がスタートしました。RS:X男子には富澤慎、女子に須長由季が出場。ウエイマス沖は15〜20ノットの南西風が吹き、すべての競技が順調に進んでいます。(BHM編集部)


49カ国が出場するレーザー級。セーリング競技最多出場競技であり、世界的な普及率を見ても、ディンギーのスタンダードといえます。photo onEdition

 オリンピックでは、金メダルが有力視されている選手が各クラスにいます。レーザー級のトム・スリングスビー(AUS)、フィン級のベン・エインズリー(GBR)、49er級のアウタリッジ/ジャンセン(AUS)、470級男子のベルチャー/ページ(AUS)はその代表で、過去の成績を見ても「金メダル確実」の言葉に遜色ないでしょう。

 もっともメダルを獲得するだろうと予想されているのは、北京五輪に引き続きイギリス(GBR)です。報道記事によれば、同国がセーリングに費やした費用は4年間で25億円。この破格の費用からもわかるように、すべての種目で金メダルを取るという勢いで活動してきました。しかし、レーザー級のポール・グッディソン(北京五輪金メダル)が背中を損傷して12位、国内選考がし烈を極めた49er級代表のモリソン/ロドスが4レースを終えて12位と冴えません。GBRの成績が振るわなければ、自動的に他国が上がってくることを意味し、全体の結果に大きく影響してきます。GBRの成績にも注目です。

 また、この五輪にはアジア圏(アジア大会出場国)から次の国と選手が出場しています。日本は7種目に出場する中国に継いで6種目に参加しています。このリストを見ると選手を五輪に送り出すという点で日本は優れているように見えますが、他国は当初から活動していない種目も多くあり、一概に優秀さを図る目安にはなりません。

 中国と日本が特別にオリンピックに固執している、という見方もできます。アジアという地域のなかで、国別強化種目と結果に注目してみるのもおもしろいかもしれません。ちなみに、レーザーラジアル級のリーシャ・シュウ(CHN)は現在5位、レーザー級のハ・ジミン(KOR)は8位、RS:X級男子のリー・タエホン(KOR)は5位、RS:X級女子のビクトリア・チャン(HKG)が8位、とアジア勢が好位置につけています。

台湾 1種目1名
RS:X / Men Chang Hao

香港 2種目2名
RS:X Men / Leung Ho Tsun
RS:X Women / Chan Hei Man Hayley Victoria

日本 6種目9名
RS:X Men / Takahashi Makoto
RS:X Women / Sunaga Yuki
Laser Radial / Doi Manami
470 Men / Harada Ryunosuke, Yoshida Yungo
470 Women / Kondo Ai, Tabata Wakako
49er / Takahashi Kenji, Yukio Makino

韓国 3種目4名

RS:X Men / Lee Tae Hoon
Laser / Ha Jeemin
470 Men / Cho Sung Min, Park Gunwoo

マレーシア 1種目1名
Laser / Mohd Afendy Khairulnizam

中国 7種目9名
RS:X Men / Wang Aichen
RS:X Women / Li Ling
Laser / Shi Jian
Laser Radial / Xu Lijia
Finn / Gong Lei
470 Men / Deng Daokun, Wang Weidong
470 Women / Huang Xufeng, Wang Xaoli

シンガポール 2種目2名
Laser / Colin Cheung
Laser Radial / Elizabeth Yin

タイ 3種目3名
RS:X Men / Boonsawad Ek
RS:X Women / Bualong Napalai
Laser / Bualong Keerati

カザフスタン 1種目1名
Laser / Ignatev Ilia


49er級2日目暫定成績


レーザーラジアル級2日目暫定成績


RS:X級女子初日暫定成績


RS:X級男子初日暫定成績


フィン級3日目暫定成績


マッチレース予選3日目暫定成績


スター級3日目暫定成績


レーザー級2日目暫定成績

◎ISAF OLYMPIC
http://www.sailing.org/olympics

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