49er牧野・高橋、総合5位へジャンプアップ!リオ五輪セーリング6日目
8月13日、リオ五輪セーリングは後半戦に突入しました。大会6日目はレーザーラジアル級(予選最終日)、49er級、49erFX級に日本選手が出場しました。気持ちの良い青空が広がったリオデジャネイロは、湾内外6つのレース海面を使って予選シリーズが進行しました。(BHM編集部)
リオ五輪6日目。49er級の牧野/高橋が快走しています。総合5位へ。photo by Junichi Hirai
本日の注目は4レースおこなわれた49er男子、牧野幸雄/高橋賢次です。グアナバラ湾の軽風に焦点を合わせてきた彼らの本領が発揮されました。第1レースはスタート後に不利エリアを走ってしまい遅れを取って18位。「この風で走らなくちゃ、いつ走るんだってほど得意な風です」(牧野)と言っていた通り、次のレースから爆発します。
海面はフラット。トラピーズに出ますが、フルパワーに達しない軽風コンディションです。この風で日本は他国よりスピードがあります。第1上マークから上位に絡み、第4、5、6レースをそれぞれ8-9-2位を取って、総合5位へジャンプアップしました。予選12レースが予定されている49er級は6レースが終わりちょうど折り返し地点。日本は過去の五輪で最高の流れをつかんでいるだけに、後半戦の戦いも期待したいと思います。
同じく湾内でおこなわれた49erFX級の宮川恵子/高野芹奈は20位、最終となったレーザーラジアル級の土居愛実は総合20位でリオ五輪を終えることになりました。
大会7日目はRS:X級のメダルレース、そして470級男女の後半戦がスタートします(49er男女はレイデイ)。現在、470女子は2位、49er男子は5位。後半戦は、日本のメダルを占う重要な戦いとなります。
意気込み十分、49er級の牧野幸雄/高橋賢次。photo by Junichi Hirai
コルコバードのキリスト像を背景にスタートする49erFX級。photo by Junichi Hirai
セーリング会場。隣りにいるラース・グラエルさんは、トーネード級の五輪メダリストであり、事故で右足を失いましたが、昨年のスター級世界選手権で優勝、またSOTO40のタクティシャンを務める等、驚異的な経歴を持つスーパーセーラーです。photo by Junichi Hirai
リオ五輪を終えた土居愛実。帰着後「ダメでした」と一言。photo by Junichi Hirai
海岸線には世界的な建築として知られるニテロイ現代美術館が見えます。photo by Junichi Hirai
前日で終了したRS:X級の伊勢田愛。「緊張しているつもりはなかったけれど、いつもと違う戦い方をする場面もあったと思う。(五輪が終わって)もっとうまくなりたい。世界のトップの選手と対等に戦えるようになりたいと思うようになりました。次の東京を目指します!」(伊勢田)。photo by Junichi Hirai
海岸線でレースを観戦する人たち。photo by Junichi Hirai
◎バルクヘッドマガジン・フォトギャラリー
◎World Sailing Rio 2016
http://www.sailing.org/olympics/rio2016
49er級暫定成績。8月13日5レース終了時、牧野幸雄/高橋賢次5位
49erFX級暫定成績。8月13日5レース終了時、宮川恵子/高野芹奈20位
ラジアル級暫定成績。8月13日10レース終了時、土居愛実20位
470級女子暫定成績。8月12日5レース終了時、吉田 愛/吉岡美帆2位
470級男子暫定成績。8月12日5レース終了時、土居一斗/今村公彦19位
RS:X級男子暫定成績。8月12日12レース終了時、富澤 慎15位
RS:X級男子暫定成績。8月12日12レース終了時、伊勢田愛20位
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