来る6月30日、「第24回初島ダブルハンドヨットレース」が開催されます。この大会は、乗員2人によるディスタンスレースで、逗子沖をスタートし、熱海沖の初島を回航して戻る46マイルのコースを競います。昨年は強風のため中止になりましたが、毎年この大会を楽しみにしているセーラーは多いことでしょう。（BHM編集部）

　ダブルハンドレース（ふたり乗り。ツーハンドレースとも呼ばれます）を含めたショートハンドレースは世界的にも注目されているヨットレースです。一昨年に初開催されたバルセロナワールドレースはふたり乗りの世界一周レースだし、こうした本格外洋レースはフランスでも頻繁に開催されています。イギリスやオーストラリアでもシングルハンド、ダブルハンド、3人乗りのスリーハンドといったショートハンドヨットレースは身近で人気のようです。

　ショートハンドレースという流れは、船が大きくなり、クルー不足に悩まされるチームの多い昨今、いまのセーリングスタイルに合ったヨットレースのように思えます。ふたり乗り、または3人乗りという条件も出場選手の達成感、満足度を高める「足かせ」になっているのでしょう。4月29日に東京湾で開催された「第1回東京湾 スバルザ ダブルハンドヨットレース」も73艇の参加を集めて盛大におこなわれました。

　さあ、今年の初島ダブルハンドはどんなドラマが待っているのでしょうか？　申し込み締切は6月17日です。

スタートは朝7時。写真は2007年大会スタートの様子です。photo by Junichi Hirai

艇長会議：6月23日
レース：6月30日
表彰式：7月1日

◎初島ダブルハンドヨットレース2012
http://zmyc.org/HDH2012.html

• ツイート