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VOR〈ヴェスタスウインド〉インド洋で座礁

 11月29日、UTC15時10分、南アフリカ・ケープタウンからアブダビへ向かうボルボ・オーシャンレース第2レグで〈ヴェスタスウインド〉(クリス・ニコルソン艇長)が、インド洋モーリシャスの北東430キロにあるカルガトス・カラゴス諸島付近のサンゴ礁に座礁。ラダーが壊れ、船尾から浸水があり、乗り組員9人がライフラフトで脱出しました。(BHM編集部)

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サンゴ礁に乗り上げた〈ヴェスタスウインド〉。photo by Amory Ross/Team Alvimedica/Volvo Ocean Race

 同じくレース艇の〈アルビメディカ〉は、レースを中断して救助のために〈ヴェスタスウインド〉へ向かいました。その時に撮影されたものが上です。船はサンゴ礁に大きく乗り上げているのが分かります。9人の乗員は夜明けを待って救助され、全員無事とのこと。無事を確認した〈アルビメディカ〉はレースに復帰し、アブダビへ向かっています。

 この後、〈ヴェスタスウインド〉はモーリシャスへ運搬され、損傷の確認がおこなわれるようです。チームのマーケティング・オフィサー、モルテン・アルバックは、「これから事故の原因を調査します。いまの時点でボルボ・オーシャンレースを続けられるのか分かりませんが、われわれはレースを続行したいと考えています」とコメントしています。

 果たして事故の原因は? ナビゲーターであるウォーター・ヴァーバックは世界でもトップのナビゲーターです。彼からのレポートを待ちたいと思います。

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ヴェスタスウインドのスキッパー、クリス・ニコルソン。photo by Brian Carlin/Team Vestas Wind/Volvo Ocean Race

◎Volvo Ocean Race
http://www.volvooceanrace.com/

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